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【気になるニュース】 なぜ若者は自民党を選ぶのか?

 9/30の朝日新聞の記事がとても興味深かったので、かなり引用が長くなるが以下に転記する。

(耕論)若者の与党びいき 平野浩さん、安永彩華さん、山田昌弘さん
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 1960年代や70年代、若者といえば、現状に飽きたらず、野党を応援するイメージが強かった。ところが最近は、どの世代よりも与党びいきの傾向が強まっている。何が起こっているのか。
 ■記憶あるのは自民ばかり 平野浩さん(学習院大学法学部教授)
 データでは、55年体制時代は年齢層が高いほど自民党支持率が高く、一方で若い層ほど低いという明確な関係がありました。例えば1976年には、50代の自民支持は4割を超えていたのに対し、20代は、どの世代よりも低い、2割弱にとどまっていました。
 それが2009年には、20代の自民支持は3割弱に達します。<中略>
 今年7月の参院選では、朝日新聞の出口調査で、比例区での自民への投票率は18、19歳は40%、20代は43%に達し、20代は他のどの世代よりも高くなりました。<中略>
 小泉政権の誕生は、いま20歳の人が4、5歳の時です。郵政選挙で大勝した人気者の小泉総理が彼らの記憶の原点なのです。彼らが10代の時に民主党政権への交代がありましたが、その評価は、今に至るまで全くダメですよね。<中略>
 民主党政権時には東日本大震災とそれに伴う原発事故がありました。地震は民主のせいではないし、原発を推進してきたのもむしろ自民ですが、有権者の頭の中では、悪い記憶が民主と結びついている。そう考えると、今の若い世代に自民支持が多いのも不思議ではありません。<中略>
 ■事なかれ教育、追認あおる 安永彩華さん(高校3年生)
 今回、私は17歳なので7月の参院選では投票できませんでしたが、18歳になっていた同級生に「投票先をどう選んだの」と聞いてみました。私のクラスだけで言うと、与党よりも民進党を選んだ人の方が多かったみたいです。<中略>
 テレビなどでは、民主党政権の時代は東日本大震災もあってよくなかったよねと言う人をよく見ます。民主党の時代には戻りたくないと言う話も聞きます。それと安倍首相のリーダーシップはすごい。批判されても頑張っている。そんなところにひかれた人もいるのではないでしょうか。
 情報がなくて苦労したと思います。受験勉強や部活、バイトが忙しくて、政見放送を見る時間はなかった。みな、ツイッターやフェイスブックはやっています。ツイッターには野党を過激に批判する意見が結構あり、「この話は絶対違うと思う。民進党が嫌いなだけだと思うんだけど、こんな情報しか入ってこない」と言っている人もいました。
 新聞社やテレビ局のニュースサイトを見ると、携帯電話の通信量を使います。通信制限もあるので、まずはツイッターでチェックして気になるニュースだけを見るぐらいの人が多いことも、若い人たちの与党支持につながっているのではないでしょうか。<後略>
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●確かに民主党政権は酷かった。そして政権交代での政治改革への期待が大きかった分、裏切られたという気持ちが強く脳裏に刻み込まれている。確かに今の民進党も旧民主党と比較して、ほとんど何も変わっていないように感じる。だから、民進党に期待できないと考える国民の判断は、イメージが先行しているんだとは口が裂けても言えない状況だと思う。

●しかしだからといって、自民党や安倍政権の今の支持率や評価が正常な状態だとはとても思えない。自民党だって、その悪い体質は昔から何も変わっていないし、むしろ昔より更にあくどく国民を騙すようになって来ている。

●インターネットやSNSは素晴らしいツールだとは思うが、メディアとして利用するにはまだまだ未熟である。如何にして正しい情報とうそを見分けるか、簡単にファクトチェックできる仕組みをどうやったら構築できるか真剣に考える必要があると思う。


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Category: ニューストピックス
Published on: Sun,  02 2016 00:00
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