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51%の真実

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【音楽】~第10回~ ハンパないっす3


 今日は”たま”というより知久 寿焼(ちく としあき)氏の「電車かもしれない」です。(※著作権的にグレーゾーンのため外部リンクにしました.)

 ”たま”と聞いて、大抵の人が最初に思い浮かぶ曲は「さよなら人類」だと思う。1989年末にイカ天に出場した彼らは、5週勝ち抜いて3代目グランドイカ天キングとなり、1990年末にはこの曲で紅白にも出場しているからだ。

 知久氏(ギター他)・柳原氏(ギター/キーボード他)・石川氏(たいこ他)・滝本氏(ベース他)の4人から成る”たま”は、「たま現象」と呼ばれる社会現象を引き起こす程の人気を博したにも拘らず、知久と石川の風貌もあり、あくまで色物バンド扱いであった。その頃は私も同様の認識で、それ故”たま”にはほとんど興味を持っていなかった。

 その評価を覆すことになったのが、この「電車かもしれない」である。

 この曲を聞いてから、”たま”の楽曲を聞き直してみたのだが、彼ら4人の奏でる音が合わさった時のなんとも絶妙でこれ以上ない心地よいハーモニーが、心を捉えて離さないのだ。この4人が出会ってバンドを組んだのは運命であり、これ以上ない奇蹟のような出来事だったのではないだろうか。

 しかし、1995年末に柳原氏が異なる方向性の音楽をやりたくなったという理由で脱退し、1996年から残りの3人で活動を続けたが2003年10月にとうとう解散してしまった。ちなみに解散以降も3人はたまに一緒にセッションすることがあるが、柳原氏は脱退以降一度も3人と一緒に活動していない。

 「電車かもしれない」は、2001年発売のマキシシングル「汽車には誰も乗ってない」用に、知久氏一人で多重録音した音源を使って収録されている一曲とのことで、知久氏の才能が他の3人を更に凌駕していたことを証明しているのではないかと思える程、素晴らしい出来栄えである。柳原氏が脱退した理由はここにあるのかもしれないなぁと感じるが、こればかりは本人に聞いてみなければわからない。 

 さて、この曲を聴いて気になることが少なくとも2つあると思う。1つは曲名の「電車かもしれない」についてだろう。これには以下のような本人談が残っている。
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♪いつできたのかな?1997年にはソロで歌っていた。冒頭の歌詞は1990年頃「月刊カドカワ」に絵と一緒に書いたもの。ことばと同時に旋律も出てきてたが、その後の部分が出てきて一曲にまとまるのには何年か待った。タイトルがついたのはさらに後、「たまははき」で、お客さんに「なんてタイトルか?」と聞かれ「『電車』(ってタイトルにする)かもしれない」と答えてる自分の声に気付いて。その後2001年発売の「たま」のマキシ用に一人多重録音した音源を使って近藤聡乃ちゃんが学校の課題でつくったアニメーションが注目されたり。(知久寿焼)
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 もう1つは、不気味でもの寂しい歌詞の意味についてだろう。ファンの間ではいろいろな解釈があり、有名なものでは「体のない子ども」というのは電子のことだという「電子説」や「中絶された水子の歌」というのが有名だ。しかし、どれも不思議な歌詞に意味を求めてあれこれ思いを馳せているのだが、いまいちしっくりこない。

 これについては本人も正式にコメントしていないので想像になってしまうが、歌詞に理路整然とした意味はなく全て感覚で寂しげなメロディに合う言葉を、本人が一番しっくりくるように組み合わせただけではないか。歌詞も一つの音やイメージとして曲に調和させていった結果出来上がったものではないかと思う。

 知久氏が音楽に取り組んだ時から、根底にはいつも「一人は寂しい」という気持ちがあったのではないかと思う。そしてその気持ちがピークになるのが、「夕暮れ時の公園」だったのではないか。知久氏の創る寂しげな曲には、同じようなシチュエーションや言葉が良く出てくるのだ。

 最近の知久氏の曲には以下の様な曲があり、歌を歌っていくことで「一人は寂しい」という気持ちが、だんだんと薄れてきているのかなと感じる。「ちょっと今ココだけの歌」も「うどんスープの歌」も大好きな1曲である。(参照1)

 柳原氏が再び”たま”として活動することはほとんど期待できない気がするが、それぞれが年を重ね人として成長した音を組み合わせたら、一体どんな音楽が生まれるのか、聞いてみたいと思うのは自分一人だけではないだろう。


(参照1)
ちょっと今ココだけの歌(※著作権的にグレーゾーンのため外部リンクにしました.)

「ヒガシマル醤油「うどんスープCM」オールスター(30秒)篇 」



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Category - エンターテインメント

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