51%の真実

ARTICLE PAGE

「ネット上の争いでは、リベラルは99%負ける」のか?

 2ch勢いランキングで一時上位にランクされていて、たまたま気が付いた以下の記事が面白かったので、特に興味を惹かれた文章を引用して感想を●印で書いておきたいと思う。

「ネット上の争いでは、リベラルは99%負ける」 津田大介さんが訴える政治運動の姿とは」(The Huffington Post  2016/10/8)

■「ネットは裏社会」という発言が出る背景
>>鳥越氏の「ネットは裏社会」発言の感想

それについては「残念」の一言に尽きますね。元々、鳥越さん自身が2006年に、ネットを使ったジャーナリズムの先駆けだった「オーマイニュース」日本版の創刊編集長をやっていたわけですから。当時はブログがブームで、ネットを使うことで「ブログ論壇」なんていう言葉も出ていたし、「マスメディアとは違うジャーナリズムをやろう」という機運が盛り上がっていた時期でした。もちろん、鳥越さんの中にはオーマイニュースが思うように行かなかったことに対する絶望があるのかもしれない


僕自身はマスコミやメディアに関わっている人は、やはり新しい情報技術を使ってみるべきだし、仕事に活かすべきだと思っています。ところが、ある世代を超えた人……具体的には50代後半から70代くらいで、古いマスコミで仕事をしてきた人は、ネットを一刀両断に全部切り捨てる傾向がありますね。だからシンプルに言えば、鳥越さんもそういう思考から脱しきれていないということなんだろうなと思います。

●90年代後半から00年代は、確かに「ネットは裏社会」といえる状況だったと思う。00年代半ばにはブログが流行ってきてはいたが、普通の人は自分から発信することは少なかったし、そもそもインターネットを使ったことが無い人もまだまだ多かった。

●この頃、マスメディアに失望してインターネットに期待したジャーナリストは、インターネットの中では盛り上がっているように見えるのに、世論には全然影響が無いことに非常に失望したと思う。それがトラウマとなり興味を失っている間に、スマホ、WiFi、SNS、動画配信などインターネット環境が大きく変化し、キャズムを超えた時には付いていけなくなってしまっていたのではないかと感じる。当然年々年をとっていくし、インターネットのトレンドが数年でどんどん変化していくことも大きな要因と考えられる。


>>現在のメディアを巡る状況

確実に言えるのは、両者の差は年々少なくなってきているということです。マスコミの中にもひどい報道もあるし、全てのネットメディアが駄目なわけでもない。マスコミからヤフーニュース、ドワンゴ、ハフィントンポスト、Buzzfeed、NewsPicksといったネットメディアに転職する人もここ数年で圧倒的に増えましたし、ようやくこの業界の人材の流動性が高まってきている。そうなると、「マスコミはこうだから」「ネットはこうだから」と語ることが難しくなっています。

●これは全く同意見です。そして、マスコミもネットメディアもそれぞれ長所と短所があるので、それぞれの短所を補完する形でより良いメディア変化して行ってくれれば最高だなと思う。


■なぜ「リベラルは負けている」のか?

一言でいうと、保守の人のほうがマメなんですよ。保守系団体の「日本会議」もそうですが、とにかく参加者たちが地に足のついた活動を継続的にしているし、筆まめなんです。自分達はどういう思想で、何を目指しているのかをちゃんと主張する。自民党も野党時代にマスメディアに相手にされなくなったからネット戦略というのを重視するようになって、マメになりました。ネットを活用して、自分達の主張を訴えている。
その点については確実にリベラル側は怠けていると思いますね。

●これも本当にそうだなと思う。保守の人のほうがマメだし粘り強いし妥協しない。そして何よりも信念と不撓不屈の心を持っていると感じる。それが全て悪い方に使われているのが非常に残念だし、相容れないところなのだが・・・

●最後の「リベラル側は怠けている」という言い方だけは語弊があると思う。保守の人のやり方に対抗し、同じようなやり方で反撃する人もいるが、それだけは嫌だと考え引き下がってしまう人が多いのではないかと思う。


■テクノロジーを敵視してきた「リベラル」
>>リベラルの人はITが苦手?

「機械は人間を堕落させる」もしくは「合理化して人減らし」になるという理由で、機械の導入や、テクノロジー信仰に対する反発が、リベラル勢力の中に根付いているように感じます。日本でIT業界が勃興してきたときに、堀江貴文さんが日本に遅れて登場した新自由主義者として、象徴的にメディアで扱われたこととも無縁ではないかもしれません。そうした背景もあって、日本の旧来型リベラル層は、ITを否定する人が多いように思います。

●これはどうだろうか?保守とリベラルと比べてリベラルがITが苦手とか否定する人が多いという感じはしない。


>>日本のネットで保守的な主張が幅を利かせている理由

情報発信の勢力がアンバランスになっているというのがいまの日本の現状なんでしょう。
たまに中道左派やリベラルの人が情報発信をしても、保守系の人たちが数の力で押さえこむことができる。ツイッターは140字しか書けないのでどうしても言葉足らずになってしまいますし、いくらでも発言の不備をついて揚げ足取りできる。攻撃をする側も議論しようとは思っていないから、相手が黙るまで集団で攻撃を続ける。
中道的な意見は左右両方から叩かれ、過激な意見を持つ人に支持が集まっていくので、その結果、普通の人が発言をしなくなっていく……。

●世の中には中道左派が保守系の人たちより実際には多いのではないかという気がするが、あまり争いを好まないのでネットで発信する人が少ないのではないかと感じる。


■「ネット上の争いになると、リベラルは99%負ける」
>>リベラルの人が(ネットでの発信に)消極的な理由

まだまだマスメディアの影響力が大きいことと無関係ではないと思っています。だってなんだかんだで日本のマスメディアは総じてリベラルですから。だから、保守的な考えを持っている人達は「マスメディアでは自分達の考え方が限られたことしか報道されていない」と日々痛感している。
そうなると彼らの中に「俺達がネットを使ってやるしかない」という当事者意識が生まれます。そういう当事者意識は、リベラルには少ないんじゃないですか。だって、テレビをつけて「報道ステーション」や「サンデーモーニング」を見れば、自分たちの考えと同じ論調のニュースが流れているわけだから、わざわざネットを使ってやる必要もない。

●今まで意識したことは無かったがそうなのかもしれないなと思った。


>>勝ち目がない戦い? どう戦うか?

ネット上の争いになると、リベラルは99%負けるんです。リベラルが「多様であることがいい」「多文化であることがいい」と訴えると、保守派の言っていることも「そういう言論もありだ」と認めなきゃいけないから。でも、保守派はリベラルの主張を認めないですから、その点がそもそも非対称なんです。それをわかった上で保守派と同じ土俵で真っ向から対決すると、今度は「リベラルの欺瞞」と責められる。対等な土俵が存在しないという意味で、よほどのことがない限り、ネット上の論争で勝つことは難しい。やっぱり「こういう考え方が正しいんだよ」ということを地道に訴えていくほかはないと思いますね。数の論理(注1)押しつぶされそうになったときに、冷静な言葉でファクトを出し、「こういう理念を守ることが大事なんです」と、一般人が共感を持てる言葉で発信する人を増やす。
(注1)おそらく誤植だと思われるので、本ブログでは勝手に訂正しました。

●確かに保守派の方が論争では有利な立場だなと感じる。人間は理不尽な状況に置かれるとあきらめた方が楽だと思ってしまう。でも誰が何と言おうと曲げられない自分の考え方や思いがある。それをあきらめずに地道に冷静に、共感を持てる言葉で訴えていきたいと思う。



でも、世の中が保守とか、右のほうに行きすぎたら、その反動もいずれやってくると僕は思いますけどね。山口さんの話にもあったように、「いざそうなったとき」のために心折れずにきちんと準備をしておくことが大事だと思いますね。

●右に行き過ぎたらいつかその反動が来ると私も思っているが、行き過ぎてどうしようもない最悪の結果まで行き着かないと、引き返せないのが人間なのではないかと心配している。

●しかし、あまり考えすぎて心が折れるのが一番最悪なので、まあ楽天的に生きたいなとも思っている。


スポンサーサイト
Category: テレビっ子&ネット民
Published on: Mon,  10 2016 00:00
  • Comment: 0
  • Trackback: 0

津田大介 鳥越俊太郎 ネットは裏社会 保守 リベラル 中道左派 保守系右派

0 Comments

Post a comment