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【気になるニュース】 沖縄懐柔工作の波紋 ~自民党のアメとムチ~

 自民党の沖縄懐柔工作により、これまで一致団結していた沖縄与党や沖縄県民と翁長知事の間で、分断」の危機が現実味を帯びてきているようだ。

(1)「沖縄知事の「歓迎」発言が波紋 自民「翁長県政への攻めどころができた」」(沖縄タイムス 2016/10/10)
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 菅義偉官房長官が示した米軍北部訓練場の年内返還を「歓迎」した沖縄県の翁長雄志知事の発言が、県内政党に波紋を広げている。県政野党の自民県連幹部は返還は東村高江のヘリパッド建設が条件として「ヘリパッドを容認したということだ」と強調。一方で、ヘリパッド建設に反対する与党内からは知事が賛否を明らかにしないままでの歓迎発言に違和感を唱える声も上がった。自民側は翁長知事や県政与党が名護市辺野古反対で結束する中で、北部訓練場など辺野古以外の基地問題を「オール沖縄」の足並みを崩す“くさび”とする可能性を探る。(政経部・銘苅一哲)<中略>
 菅氏と自民県連の会談では、沖縄振興や辺野古など翁長県政と政府の根本的な課題も議論された。
 振興策では政府が基地と振興の「リンク論」を容認したことに、県連側が「基地と振興は影響し合っている」と理解を示した。基地と予算を直接引き換えにする「リンク」ではなく、沖縄戦や戦後の米軍統治など特殊な歴史を背景に国が講じてきた沖縄振興は、米軍基地の存在が「影響」している、との考えだ。県連として辺野古で政府と対立する翁長県政の振興予算の減額までは踏み込まなかったものの「メリハリ」(幹部)をつけるよう要望した。<後略>
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 沖縄の当事者にとっては、辺野古移設もヘリパッド移設もどちらも重要で、移設反対を譲れないという気持ちは痛いほど解る。今回の翁長知事の米軍北部訓練場年内返還「歓迎」発言については、どのような意図があるのか公式な説明を待ちたいと思うが、ここまでヘリパッドの建設が進んでしまうと、移設反対を貫くよりも騒音や飛行区域に条件を付けて年内返還という実を取った方が賢明と判断したのではないだろうか。まさかこれを皮切りに、最終的には辺野古移設も妥協するということにはならないで欲しいと願っている。

 それにしても、自民党の県民の気持ちなどまったく意に介さず、アメとムチをちらつかせた狡猾なやり方には、本当に気分を害される。以下に政府、菅義偉官房長官、鶴保庸介沖縄・北方相の発言の変遷を新聞記事から転記してみた。相手によって発言をころころ変え国民のことなどまったく考えてもいない、またそれを全然恥ずべきことと思っていないことが良く解る。

(2)「沖縄振興予算、移設遅れれば減額も 官房長官」」(日経新聞 2016/8/4)
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<前略> 政府は「沖縄振興と基地問題はリンクしない」との立場。菅氏は「リンクしているのではないか」と述べ、政府方針を見直す考えを示した。鶴保庸介沖縄・北方相も「確実にリンクしている。消化できないものを『無理やりお口開けて食べてくださいよ』とやれば無駄遣いとの批判に耐えられない」と述べた。<後略>
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(3)「基地問題と振興予算減額「関係ない」 鶴保沖北相」(日経新聞 2016/9/1)
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 鶴保庸介沖縄・北方相は1日、日本経済新聞などのインタビューで、2017年度予算の概算要求で沖縄振興予算が16年度当初予算を下回ったことについて、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設問題とは関係ないとの見解を示した。<後略>
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(4)「鶴保庸介沖北相「選挙は振興策とリンク」」(産経新聞 2016/10/7)
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 鶴保庸介沖縄北方担当相が、東京都内で6日に開かれた沖縄県を地元とする自民党衆院議員のパーティーで「自民党の県選出国会議員に、来るべき選挙で勝利してもらわなければならない。それを使命と受け止めている。(選挙は)振興策とリンク(関連)している」と述べたことが7日、分かった。<後略>
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 沖縄与党の議員と沖縄県民には、自民党がどんな卑怯な手を使ってきても、最後まで一致団結して立ち向かうことだけは忘れずに戦って欲しいと願っている。


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Category: ニューストピックス
Published on: Wed,  12 2016 00:00
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