51%の真実

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衆院2補選の結果と民進党に望むこと

 10月23日の東京10区と福岡6区の衆院補選は、予想通り投票終了と共に各局が当選確実の速報を流した。最終結果は東京10区は若狭氏、福岡6区は鳩山氏がそれぞれ勝利圧勝した。(下に選挙結果を追記した)

 この結末については何も言うことは無い。今回書いておきたいのは、新潟県知事選から衆院2補選までの民進党の対応についてである。

(1)「民主野田氏、連合新潟に釈明」(新潟日報 2016/10/21)
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 民進党本部の野田佳彦幹事長が20日、支援団体である連合新潟(新潟市中央区)を訪れ、斉藤敏明会長と会談した。県知事選で推薦しなかった米山隆一氏を蓮舫代表らが支援した党の対応について釈明。早期の解散が取り沙汰される中、次期衆院選での支援も求めた。
 斉藤会長によると野田幹事長は、県連が自主投票とした判断について「通常の流れ(での決定)と聞いている」とした上で「それを受けて各議員がかつての仲間として支援した」と説明。蓮舫代表の応援入りを自身も了解していたことを明らかにした。<後略>
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 野田氏は蓮舫代表の応援入りを反対していたのかと思ったら、了解していたとは開いた口が塞がらない。どうしても連合との関係を一番重要と考えているのなら、蓮舫代表だけは応援に入らない様に、体を張ってでも止めるべきだったと思う。この男だけは信用できないと改めて思った記事であった。


(2)「東京・福岡補選でも…野党共闘の足並み乱す民進幹部の愚」(日刊ゲンダイ 2016/10/22)
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 これじゃあ不戦敗も同然だ。投開票まで残り2日の衆院東京10区と福岡6区の補選をめぐり、民進党執行部のチグハグ対応が野党共闘の足並みを乱している。いずれも民進候補に一本化したが、支持基盤の連合を気遣って共産、自由、社民の推薦を拒否。そのくせ、票だけせがむダブルスタンダードを平然と続けているのだ。
 投票日が迫る19日、福岡・西鉄久留米駅前でようやく野党4党幹部による合同演説が実現。共産は志位和夫委員長が駆けつけたのに、民進が出したのは蓮舫代表ではなく、安住淳代表代行だった。<後略>
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 民進党執行部は、野党共闘での共産党との関係には頑なに相容れない感を醸し出している。新潟県知事選は、原発政策が主要な政治課題となったという特異な面もあるが、東京10区や福岡6区の敗北を見れば、連合と野党共闘のどちらを優先すべきかは明白だと思う。今回の結果を見て、蓮舫・野田の両名が考え方を変えてくれると良いが、なかなか現実を理解してくれそうにないと感じている・・・


(3)「総選挙に向け、共闘発展へ 三つの課題を提起」(しんぶん赤旗 2016/10/22)
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<前略>志位氏は「総選挙では、相互協力・相互支援がどうしても必要です。そうでなくては本当の力はでません。総選挙では、日本共産党の候補者を一方的に降ろすということは、まったく考えていないということをはっきり述べておきたい」と強調。「野党各党が、互いに信頼し、互いに敬意をもち、互いに譲るところは譲り、心一つにたたかう、『本気の共闘』を実現してこそ、選挙に勝ち、安倍政権を倒すことができます」と訴えました。<中略>
 民進党のなかからは「綱領、理念、政策の違うものとは政権をともにできない」という声があがっていますが、綱領、理念、政策が同じなら同じ政党になります。
 志位氏は「綱領や将来像が違っても、国民の切実な願いに応え、当面する一致点で協力する―これが政党間の共闘の当たり前の姿ではないでしょうか」と問いかけました。
 「そのことは、選挙協力だけでなく、野党連立政権も同じことです」として、「わが党は、こうした立場から『国民連合政府』を提唱しています。これに賛成できないなら、どういう政権構想を考えているのか、(民進党は)ぜひ示してほしい」と提起し、「真剣な話し合いで前向きの合意をつくりたい」と述べました。<後略>
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 それに引きかえ、共産党の志位委員長の柔軟な考え方と大人の対応には、本当に頭が下がる思いである。いま民進党が蓮舫・野田おろしでゴタゴタするのは自民党を利し、年末年始の解散総選挙の確率を五分五分から高めてしまうだけなので、ぐっとこらえて我慢して欲しいと願っているが、蓮舫・野田の両氏にはそこのところをよく理解して欲しいと祈っているのである。


追記 2016/10/24

衆院東京10区補選
定員 1
立候補者数 3
有権者数 367,179人
投票率 34.85%(これまでで最も低かったおととしの選挙と比べて18.71ポイント低く過去最低)
▽若狭勝(自民・前)当選、7万5755票
▽鈴木庸介(民進・新)4万7141票
▽吉井利光(諸派・新)2824票

衆院福岡6区補選
定員 1
立候補者数 4
有権者数 380,707人
投票率 45.46%(過去最低)
▽鳩山二郎(自民・新)当選、10万6531票
▽新井富美子(民進・新)4万0020票
▽藏内謙(無所属・新)2万2253票
▽西原忠弘(諸派・新)2359票

追記 2016/10/25
解散総選挙について以下のエントリーにも書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
衆院補選結果から読む解散総選挙の確率



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Category: 選挙
Published on: Mon,  24 2016 00:00
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衆院補選 東京10区 福岡6区 連合新潟 釈明 次期衆院選 野党共闘

1 Comments

山田  

No title

共産党の志位委員長は20世紀最後の年に委員長に就任しています。
その間、自民党は総裁が6回も変更、民主→民進も代表はコロコロ変わりました。

民進王国の名古屋市民ですが、12月18日に行われる見込みの衆院選は愛知県も自民党が優勢になりそうです。
岐阜県は7月10日の参院選で衆参全て自民独占になりましたが12月18日は自民独占を継続の見込み。
7月10日は西日本の1人区では珍しく野党が当選した三重県は12月18日は県中南部(4・5区)は万年自民独占区だから自民が当確、1区も自民、県北東部(2・3区)は民進と思われます

2016/10/29 (Sat) 02:35 | EDIT | REPLY |   

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