Welcome to my blog

51%の真実

Article page

政治家たちよ、日本をどこまで貶めれば気が済むのか

Category - 政治
 2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案に、日本は反対票を投じた。しかし、来年からの条約交渉には日本も参加する意向を示している。それならなぜ反対票を投じたのか?

 岸田外相によれば、「決議案は具体的、実践的措置を積み重ね、核兵器のない世界を目指すという日本の基本的立場に合致しない」ということらしいが、このロジックは私には理解不能だ。

 米国は「第2次世界大戦後の安全保障体制を下支えしてきた長年の戦略的安定性を損ねかねない」として反対しており、米国の核の傘の傘下にある日本が忖度した結果と考えられる。
 
 しかしこれにより、「日本は唯一の戦争被爆国であるにもかかわらず、核兵器を禁止するつもりはない国である」という間違ったメッセージを世界に発信してしまった。日本の政治家はどこまで日本を貶めれば気が済むのか?

 広島や長崎そして被爆者団体から批判の声が上がるのは当然だが、渡辺謙氏も以下の様なツイートをしている。同じような気持ちを抱いている人も多いと思うが、これに対して反対意見のコメントがついている。


  このツイートに対するコメントを見るにはココをクリック


 日本の反対を擁護する人たちには「核保有国が賛成していない条約では実効性が無い」とか「法を順守する国が馬鹿を見るだけだ」という意見が見受けられる。確かに今回賛成した北朝鮮などは、もし条約が成立して他の国が核兵器を破棄しても、最後まで隠し持っていることもあり得ると感じる。

 同じ日に国連で採択された、日本主導の法的拘束力はない「核兵器廃絶決議」には、米国も日本も賛成している。一方「核兵器禁止条約」には法的拘束力がある。(注1)

 私はどちらにしても、核兵器を根絶するのはそう簡単に実現できるものではないと思う。だからこそ核兵器を根絶したいという「意志」や「理念」が大切なのだと感じる。たとえ法律を誠実に守る国が馬鹿を見る可能性があるとしても、唯一の戦争被爆国である日本が核兵器反対の意思を示し続けることに意味があるのだ。

 しかし、それももう既に意味を失ってしまった。せめて「反対」ではなく「棄権」を選択することは出来なかったのかと、悔やんでも悔やみきれない・・・



(注1)「核兵器禁止条約」と「核兵器廃絶決議」の比較
    ※
2016/10/30のサンデーモーニングより書き起こした

「核兵器禁止条約」交渉開始決議

「核兵器廃絶決議」

2017年から「核兵器禁止条約」交渉開始を求める決議

・核兵器の開発や実験、保有、使用など全面禁止

・法的拘束力あり

・「核兵器のない世界」に向けた現実的な道筋を示すもの

・法的拘束力なし

採択結果(赤字は核保有国)

採択結果(赤字は核保有国)

賛成123か国

反対38か国

棄権16か国

賛成167か国

反対4か国

棄権17か国

オーストリア

メキシコ

北朝鮮

イラン

119か国

 

 

日本

アメリカ

イギリス

フランス

ロシア

33か国

中国

インド

パキスタン

スイス

オランダ

11か国

日本

アメリカ

オーストリア

ノルウェー

163か国

中国

北朝鮮

ロシア

シリア

イギリス

フランス

インド

パキスタン

13か国

 



スポンサーサイト

Category - 政治

核兵器禁止条約 日本反対 核兵器廃絶決 渡辺謙

0 Comments

Post a comment