51%の真実

毎日のニュースや出来事から感じたままに言葉を綴ります

Google翻訳が大幅に改善された!? 

 米国時間11/14にGoogle翻訳が大幅改善されローンチされた。

 英語があんまり得意でない、特に長い文書になると頭が拒否反応を示してしまう私にとって、昔からGoogle翻訳は記事の概要を把握するのに非常に重宝するツールである。しかし、お世辞にも日本語-英語間の翻訳は良くできているとは言い難く、大抵の場合は笑かしてくれるなぁというレベルであった。

(1)「グーグル翻訳、日本語など8言語にニューラル機械翻訳技術を拡大」(CNET JAPAN 2016/11/16)
----
 Googleは米国時間11月14日、スマートフォンとウェブで利用できる「Google Translate」アプリを大幅に改善したことを明かした。
 Googleによると、同ソフトウェアにGoogle Neural Machine Translation(Googleニューラル機械翻訳:GNMT)が組み込まれたという。ニューラル機械翻訳は、テキストを小さな塊に分解して翻訳するのではなく、文全体を1つの翻訳単位として捉えるため、より自然で、優れた翻訳文を出力できるとGoogleは説明する。<後略>
----


 最近は米大統領選のエントリーが多かったので、早速その改善を体感すべく翻訳を試してみた。以下に3つの例を示したが、確かに昔より日本語訳が洗練されている様に感じた。(これは完全な比較試験をした訳ではなく、あくまで私の感覚での判断です。)

 特に長文については、かなり日本語として意味が解るレベルに改善された気がする。ただし番組名など特別な固有名詞が使われている場合や、動詞で辞書では3番目以降に出てくるような意味で使われている場合などは、まだうまく日本語の言い回しとして成り立っていないと感じる。(オレンジはまだしも、赤字はもう少し改善が必要かなと感じる。)

例1
----
More than half of the 112 anti-Trump protesters arrested in Portland didn't even bother to vote. 
At least 70 of the demonstrators either didn't turn in a ballot or weren't registered to vote in Oregon, according to state election records.
Only 25 of the people arrested while protesting about Donald Trump being elected as the 45th president of the United States were found to have actually voted. 
ポートランドで逮捕された112人の抗トランプ抗議者の半分以上が投票に気をつけなかった。
少なくとも70人のデモ隊が、州選挙記録によれば、投票用紙を入れなかったか、またはオレゴン州で投票に登録していない。
ドナルド・トランプ氏が米国の第45代大統領に選出されたことに抗議しながら、実際に投票したのは25人だけだった。
----

 この例はよく訳せていると感じる。昔だともっと意味不明になった気がする。ただ「bother」は普通に「悩む」の方がまだ意味がわかたかもしれない。


例2
----
I am so saddened to hear that," Trump told CBS' Lesley Stahl on "60 Minutes" when she said Latinos and Muslims are facing harassment. "And I say, 'Stop it.' If it -- if it helps, I will say this, and I will say right to the cameras: 'Stop it.'"
ラプソスとイスラム教徒がハラスメントに直面していると言ったとき、トランプ氏は「60分」にCBSのレスリー・スタールに語った。「私はそれをやめなさい。 もしそれが助けがあれば、私はこれを言うでしょう、そして、私はカメラの権利を言うでしょう:「それをやめて」。
----

 この例は文章中に「”」や「’」が入っていたり、発言がそのまま挟まっていたして文法が判りづらいため、昔なら全然意味がわからない訳になっただろう。「right to」の意味は「まっすく向かって」という訳が最適だと思うが、私も一生懸命に辞書を引いて確認した。


例3(注1)
----
Love trumps hate
愛は嫌いだ
----

 これは私も最初に見た時は意味がわからなかったのだが、辞書で調べたら「trump」が動詞で「切り札を出して勝つ」という意味があると言うことが判り、「愛は憎悪に勝る」と訳すことができた。最新のGoogle翻訳でも「愛は嫌いだ」と出てくるぐらいなので、非常に難しいとは感じるが、(注1)のようなミスはテレビでは致命的なので、事前によ~く「校閲」してもらいたいと思う。


(注1)
ガガ大迷惑の日テレ「酷過ぎる」誤訳 「Love trumps hate」を「トランプ嫌い!」」(JCASTニュース 2016/11/11)
----
   日本テレビの報道番組「news every.」で恥ずかしい誤訳があったとしてインターネット上で話題になっている。
   2016年11月9日の放送では、世界的人気歌手のレディー・ガガさん(30)がドナルド・トランプ氏(70)の米大統領選勝利を受けて行った抗議活動を取り上げた。
■「意訳しすぎて試験なら減点」「Loveの要素どこ」
   番組では、ガガさんがトランプ氏の住む「トランプタワー」の前に現れ、「Love trumps hate.」と書かれたプラカードを持って立つ様子を紹介した。
   「Love trumps hate.」は、対抗馬のヒラリー・クリントン氏(69)が選挙キャンペーンで使用したフレーズだ。意味は「愛は憎しみに勝る」――トランプ氏の名前と、「~に勝つ」「~を負かす」といった意味の動詞trumpをかけている。差別的な発言を繰り返すトランプ氏を皮肉った標語である。
   ところが、番組のナレーションでは「手に持ったプラカードに書かれていたのは、『トランプは嫌い』のメッセージ」と説明。その後、ガガさんが車の中から同フレーズを叫んだ際にも「トランプは嫌い!」とのテロップを表示した。<後略>
----


 まだまだ日英の翻訳ソフトは改善の余地が沢山あるが、かなり「自動翻訳機」の実現が手の届くところまで見えて来たと感じる。そうすると、いつか外国語を勉強する意味がなくなる日が来るのだろうか。自分が生きている間は、翻訳家が不要になることは絶対にないと思うが・・・




スポンサーサイト

Google翻訳 大幅改善 日本テレビ 酷すぎる翻訳 ガガ大迷惑

Comment

Add your comment