51%の真実

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来年の日本はどうなっているだろうか?

 11/18に稲田防衛相が「駆けつけ警護」任務付与を命令した。どんなに足掻いても、結局何も変えることは出来なかったことに非常に落胆している。後は運を天に任せて、派遣部隊に殺し殺される事態が生じないことを祈るのみだ。もしそんなことが起こって稲田防衛相の責任だけで済むと考えているのなら、勘違いも甚だしい。

駆けつけ警護、稲田防衛相が命令 南スーダンPKO」(朝日新聞 2016/11/18)
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 稲田朋美防衛相は18日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に交代要員として派遣する陸上自衛隊の部隊に、安全保障関連法に基づく新任務「駆けつけ警護」などを付与する命令を出した。部隊は20日から順次、現地へ出発する。来月12日から新任務の遂行が可能となる。
 他国のPKO要員らとともに、武装勢力から宿営地を守る「共同防護」も認めた。稲田氏は閣議後の記者会見で、「新たな任務についての命令を発出したのは私自身。すべてのことについての責任は、私にある」と述べた。
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 「駆けつけ警護」に反対していることについて、「目の前に殺されようとしている人がいるのに、見殺しにするのか」という様な反論があるが、自衛隊が憲法9条の基に存在している部隊であることを無視すれば、見殺しにすることは人道的に許されないと思う。

 自衛隊員も全く同じ気持ちだろう。ジレンマに悩まされていることだろう。自衛隊という身分で無く一個人で参加していれば、迷うことなく助けようとするだろう。そして自衛隊という制限の中でも、何とか助けたいと武力行使をせずに助ける方法を模索するだろう。

 それはこれまでもそうだし、これからも変わることは無いだろう。「駆けつけ警護」が付与されようが付与されまいが、その気持ちは揺るぎないと思う。しかし南スーダンの情勢を冷静に分析すると「駆けつけ警護」が付与されたことにより、自衛隊員のジレンマが増し死者が出る可能性が飛躍的に高まったことは間違いないと思われる。

 だからこそ、南スーダンPKOに自衛隊を参加させた、2011年当時の旧民主党政権の判断が本当に正しかったのか、その後の情勢変化に対する自公政権の判断に問題が無かったのか、国民一人一人が本当に真剣に考える必要があると考えている。賛成派否定派ともに100%正しいとは言えず、答えは得られることはなく悩みが増してしまうことは明白なのだが、考えることこそに意味があると思う。

 万が一でも自衛隊に不幸な事態が発生した時、日本の「積極的平和主義」に対して国民の世論は賛成と反対のどちらの勢いが増すことになるだろうか。

 今の世界に存在する不穏な空気や右傾化のうねりは、前者に加担してしまうのではないかと内心びくびくしながら、南スーダンの情勢を見守っている。

 まだ11月も半ばで来年のことを言うと鬼に笑われそうだが、自衛隊員の無事を祈りながら日本の未来が平和であれと願っている今日この頃であった。



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Category: コーヒーブレイク
Published on: Sun,  20 2016 12:00
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南スーダンPKO 駆けつけ警護 積極的平和主義 日本の未来

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