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【続報】 憲法改正/南スーダン/パナマ文書

(1)「表現の自由に制約「当然」 自民、改憲草案撤回せず」(東京新聞 2016/11/25)
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 衆院憲法審査会は二十四日、憲法で国家権力を縛る「立憲主義」などをテーマに議論した。自民党の中谷元氏(与党筆頭幹事)は、二一条の表現の自由に制約を加えている同党の改憲草案について「極めて当然のこと」と、一定の制約が必要との考えを示した。草案の撤回にも応じなかった。 (清水俊介)
 現行憲法の二一条は集会、結社、言論の自由を規定。草案は「公益及び公の秩序を害すること」を目的とした活動は認められないと付け加えた。自民党は憲法審の再開に当たり草案を事実上封印すると表明したが、撤回はしていない。
 この日の審議で民進党の奥野総一郎氏は、二一条に触れ「精神の自由の尊重は憲法の基本原理。修正を加えることは改正限界を超える」と問題視した。これに対して中谷氏は「オウム真理教に破壊活動防止法が適用できなかった反省を踏まえた」と説明。「公益及び公の秩序を害すること」という表現が「制限を厳しく限定している」として理解を求めた。ただ、何が「公益及び公の秩序」に当たるかは曖昧との指摘がある。
 現行憲法は国民を権力から守るため、国会議員ら権力側だけに憲法の尊重擁護義務を課しているが、自民党の草案は国民にも尊重義務を課す内容。中谷氏は、これについても「国民も憲法を尊重すべきことは当然」と指摘した。
 民進などは、草案は立憲主義に反するのに撤回されていないと批判したが、中谷氏は「立憲主義を何ら否定するものではない」と説明。自民党の平沢勝栄氏は草案の九条改憲に関連し、自衛隊の存在を明記することが立憲主義にかなうと述べた。
(東京新聞)
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●記事中にある画像で、現行憲法と自民草案を比較すると一目瞭然だが、追加された自民草案21条の2項は権力を縛るものではなく、国民を縛ろうとする意図が透けて見える。

●確かに書かれている内容は当たり前で重要なことだ。現在の世の中を眺めると必要なものに思える。しかし何も憲法に記載する必要はないし、立憲主義の意図から外れているように感じる。普通に法律で規定すれば良いだけのように思うがどうだろうか?


(2)「南スーダン「和平合意維持されず」 PKO軍司令官代理」(朝日新聞 2016/11/26)
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 国連南スーダン派遣団(UNMISS)の楊超英・軍司令官代理が24日、首都ジュバで朝日新聞の取材に応じ、南スーダンの大統領派と前副大統領派の対立について「和平合意が維持されているとは言えない」と述べた。陸上自衛隊が活動するジュバの治安状況は「予測不可能で非常に不安定」とするなど、厳しい情勢認識を示した。<後略>
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●安倍首相や稲田防衛相、そして「駆けつけ警護」に賛成した国会議員は、楊軍司令官代理のこの言葉をどう受け止めるのだろうか? そんな状況であることは百も承知で付与したのだから、それがどうしたという心境なのだろうか?


(3)「パナマ文書 名前記載の日本人 700人余に」(NHK NEWS WEB 2016/11/27)
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「パナマ文書」をNHKが独自に分析した結果、名前が記載されている日本人が、「ICIJ=国際調査報道ジャーナリスト連合」がこれまで公表してきた人数の3倍にあたる700人余りにのぼることがわかりました。(注1)<中略>
ICIJはコンピューターによる自動的な抽出で、パナマ文書に名前が記載されている日本人をおよそ230人と公表していましたが、NHKがことし6月から5か月かけてデータを手作業で調べ直した結果、その3倍を超える716人の名前を確認しました。
このうち職業や肩書などが特定できた人では、企業の経営者や役員、投資家、医師、弁護士などが目立ち、中にはペーパーカンパニーの口座に税務申告していない巨額の資産を保有していた人もいました。
また、海外で日本の大使を務めた元外交官や、私立大学の理事長、著名な音楽プロデューサーや漫画家の名前があったほか、元暴力団員や脱税や詐欺の罪で過去に摘発された人物も複数いました。一方、国会議員の名前はパナマ文書では確認できませんでした。<後略>
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(注1)
追跡 パナマ文書 衝撃の“日本人700人” 」(NHKスペシャル 2016年11月27日(日) 午後9時00分~9時49分 )
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<前略>NHKは、今年6月ICIJのプロジェクトに参加、新たに日本関連の膨大な文書の存在が明らかになってきた。どのような人たちが、どのような理由で、「パナマ文書」に名前が載るに至ったのか。番組では、一つ一つのケースを詳細に取材し、これまで知られてこなかった「パナマ文書」と日本との関わりを明らかにする。同時に、各国の最高権力者による秘められた“錬金術”に、ジャーナリストたちがどのように連携し、迫っていったのか、ICIJを取材。世界に衝撃を与えたパナマ文書報道の舞台裏の一部始終を明らかにする。
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●NHKが久しぶりに良い仕事をしてくれた(のか?)。どこまで解明できていて踏み込んだ内容になっているのか、今晩のNHKスペシャルを楽しみに待ちたい。

●ただ、国会議員の名前がパナマ文書には確認できなかったから、放送が許されたのではないかという邪推が頭によぎる。


p.s.
PRESIDENT Onlineに、次期NHK会長に菅官房長官が「増田寛也」氏を押しているという記事もありますね。本当だろうか?



追記 2016/11/29
ペーパーカンパニーの設立にあたり勝手に名義を使って実態が分からないようにしているケースがあるという内容でしたね。パナマ文書を調べてもタックスヘイブンの実態が解明しにくいことは良く解ったけど、期待した脱税に関する内容まで踏み込めていなかったのがちょっと残念ですね。番組内容の詳細については、以下のコラムが参考になります。

NHKスペシャル追跡パナマ文書どうだった?闇が深すぎるだろ…」(歩叶コラム)


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Category: ニューストピックス
Published on: Sun,  27 2016 09:00
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憲法改正 自民党改憲草案 二一条 表現の自由 南スーダン 楊超英・軍司令官代理 パナマ文書 NHKスペシャル 次期NHK会長 増田寛也

4 Comments

山田  

NHK次期会長に増田氏

NHK次期会長に増田元総務大臣(64)ですか。びっくりします。

増田氏は
NHKが東名阪でテレビ本放送を開始する直前の1951年12月20日、東京都世田谷区生まれ。

※小池都知事も64歳だが1952年7月15日、兵庫県芦屋市生まれであり生まれ年も学年も異なる。

増田氏は父が岩手県出身ということで小沢氏(現在の自由党代表)の秘書になった後、
1995年4月の岩手県知事選で初当選(当時43歳)、
3期12年を勤めたが師匠小沢氏の4選禁止で2007年4月に知事を引退、
後に総務大臣になりました。

小池潰しの菅官房長官は、
石原元都知事(84)、
森元首相(79)、
内田都議(77)、
舛添前都知事(67)
といったブラックボックスの仲間と捉えられ、
国民は怒っています。

2016/11/27 (Sun) 19:08 | EDIT | REPLY |   

B4  

Re: NHK次期会長に増田氏

増田氏は籾井氏よりは全然ましですが、自民党のNHK介入を防ぐ盾には成れないでしょうね・・・

2016/11/27 (Sun) 23:34 | REPLY |   

山田  

No title

ともあれ、増田氏のNHK会長就任はどうなるか気になります。

1950年代以降生まれ初の会長に。
増田氏は身長182cmと大柄です。

愛知県民ですが、もし東京都民だったら7月の東京都知事選はあの踏み絵文書(石原伸・内田・野沢文書)を無視してでも小池氏に投票していました。

2016/11/28 (Mon) 00:55 | EDIT | REPLY |   

B4  

Re: No title

増田氏がNHK会長になっても良いのですが、その場合最も怖いと感じるのは菅官房長官の権力の大きさですね。

2016/11/28 (Mon) 22:14 | REPLY |   

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