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51%の真実

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「ポスト真実」時代のテレビとネットの在り方

 (1)「津田大介「『ポスト真実』に対抗する動きは広まるか」」(dot. 2016/12/2)
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<前略>
 世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」を刊行する英オックスフォード大学出版局は、11月16日に毎年発表している「今年の言葉」に、「post‐truth(ポスト真実)」が選出されたと発表した。
 辞典の編集部によると、この単語は「客観的事実よりも感情的な訴えかけのほうが世論形成に大きく影響する状況を示す形容詞」だという。ニュースを知る機会が新聞やテレビからソーシャルメディアへと変わり、その結果、既存メディアの報道内容に疑問を呈す人々の言論の影響力が大きくなった状況を表す。要はネットで散見される「マスコミは真実を伝えていない」「ネットで書かれていることが真実」といった主張を一言で表すと「ポスト真実」になるのだ。
「ポスト真実」が厄介なのは、事実無根の主張やデマに依拠しても、「真実のように感じられる」ところ。
<中略>
「ポスト真実」は英国と米国の未来を大きく変えた。今後世界中で同様の現象が起こることは疑いがない。マスメディアはこの事実を正しく認識し、「ポスト真実」の影響を受けにくい中間層を厚くするための情報発信と、彼らに届く言葉を模索する必要がある。
※週刊朝日 2016月12月9日号
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●「ポスト真実」なる言葉、そしてその様な状況を生み出してしまった責任の半分は、マスメディア(特にテレビ)にあるだろうと思う。しかしそれを”正しく”認識できたとしても、「ポスト真実」に対抗する為に必要な”信頼”を取り戻せるだろうか?

●マスメディアの中にもこの問題を正しく認識し、信頼を取り戻す努力をしている人はいると思う。しかし視聴者である国民が、彼らの努力を正しく評価ができるように努力しなければ達成できないと思う。


(2)「「マスゴミ批判」がこの国にとって「百害あって一利なし」である理由」(現代ビジネス 2016/12/19)
プロパガンダ社会になっていいんですか? 辻田 真佐憲(文筆家/近現代史研究者)
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<前略>
■「マスゴミ」批判を見直すには
次に、いわゆる「マスゴミ」批判を取り上げたい。これは「ポスト真実」社会と密接に関係する言葉だ。
もはや繰り返すまでもないが、インターネット上ではマスコミの評判がきわめて悪い。マスコミは既得権者だ。マスコミは反日だ。マスコミは政府の拡声器だ。マスコミは事実を歪曲している。マスコミは自分たちに都合のいい情報だけ流している。ネットでその真実をはじめて知った。だからマスコミは「マスゴミ」である――というわけである。同じような批判は、日本だけではなく海外でも見られる。
たしかに、マスコミには様々な問題がある。インターネットのおかげで、こうした問題に焦点が当たったのも事実だろう。
とはいえ、ネットに真実があるかといえば、それも甚だ疑問だ。ここまでネットの影響力が大きくなった以上、ネット側の問題にも焦点を当てなければなるまい。「マスゴミ」対「ネットの真実」の図式は、あまりに牧歌的すぎる。
<中略>
われわれがマスコミを検証できるのは、情報が基本的にオープンになっているからだ。本社の所在地、幹部の人事、広告主、支援する文化イベントやスポーツ、クロスオーナーシップの関係など、少し調べれば苦もなくわかる。
これに比べ、「まとめサイト」の隠密性は異常というほかない。海外の例に照らし合わせれば、個人やグループが、アクセス数と広告収入目当てで、社会の分断を煽っている可能性すらある。それに踊らされているとしたら、なんとも滑稽ではないか。
当たり前だが、マスコミ発の情報にも、ネット発の情報にも、善し悪しがある。今後は、一人ひとりが事実をベースにそれらを選り分けていかなければならない。そのためにも、情報の開示が不可欠である。
いまや従来の単純な「マスゴミ批判」は、「ポスト真実」社会の下支えになってしまう。百害あって一利なしだ。そろそろ見直すべきなのではないだろうか。
<後略>
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●いまネットの情報に踊らされている人たちも、経験を積み重ねることにより、インターネットの負の部分を身をもって理解し対応策を身に着けていくと思う。

●ただそれまでに、致命的な悪い結果が引き起こされてしまうと意味がない。その前にみんなが気づいてくれると信じたい。その為には過去の歴史を学び、それを今の世の中に置き換えて想像してみることが必要だと思う。人間なんて昔から同じようなことを繰り返しているのだから。

●そして技術が進歩して、間違いを犯した時の悪影響はどんどん大きくなっていることを、もっと真剣に考えなければならないと思う。



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Category - テレビっ子&ネット民

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