51%の真実

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530シーベルトの衝撃、見通せない廃炉&民進、30年に原発ゼロ 

(1)「530シーベルトの衝撃 福島2号機、見通せない廃炉」(朝日新聞 2017/2/3)
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 炉心溶融事故を起こした東京電力福島第一原発2号機は、原子炉圧力容器の外側でも毎時530シーベルトという高い放射線量だった。人が近づくと死に至る強さで、調査用ロボットを入れる予定だった場所は高熱で穴が開いていた。想像を超える高い放射線量とひどい損傷で、廃炉作業の困難さが改めて浮かび上がった。<中略>
 東電によると、毎時530シーベルトという放射線量は運転中の原子炉圧力容器内と同程度の放射線量にあたるという。これまでは事故後の2012年、2号機の格納容器内で毎時73シーベルトが観測されたのが最高だった。<後略>
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(2)「2号機格納容器内の放射線量、毎時530シーベルトと推計 福島第1原発」(SankeiBiz 2017/2/2)
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 東京電力は2日、1月に行った福島第1原発2号機の格納容器内調査の画像を解析した結果、格納容器内部の放射線量について、毎時530シーベルトと推計される場所が確認されたと発表した。福島第1原発で確認された最も高い放射線量は、平成24年に2号機の格納容器内で測定された毎時73シーベルト。今回推計された放射線量について、東電は「あくまでも画像のノイズから推計した値で、今後、投入するロボットで線量を測定したい」としている。<後略>
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●今回推計された毎時530シーベルトという放射線量の扱いが、朝日と産経でかなり異なっている。読者に与えるインパクトを高めたいのが朝日で、弱めたいのが産経だと感じる。福島第一原発事故の深刻さと廃炉作業の難しさを正しく表現するには、私は朝日の記事の方が優れていると思う。(まあ、想像通りの高い放射線量とひどい損傷だったが。)

●しかし、これで廃炉作業のスケジュールは大幅な見直しが必要となる。高い放射線量に耐えられるロボットの開発など、使えるものが出来上がるまでかなりの時間がかかり、廃炉の具体的なスケジュールはまったく見通しが立たないだろう。


(3)「30年に「原発ゼロ」、民進法案に明記へ 政権と対立軸」(朝日新聞 2017/2/3)
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 民進党のエネルギー・環境調査会(会長・玄葉光一郎元外相)は2日、検討中の「原発ゼロ基本法案」(仮称)に「2030年ゼロ」を明記する考えを示した。従来の「30年代ゼロ」を実質9年前倒しする。蓮舫代表が3月の党大会で打ち出せるよう調整に入る。
 この日、同調査会役員会で玄葉氏が原案として示した。役員十数人で議論し、「賛成の方が多かった」(玄葉氏)。今後、党所属国会議員が参加する総会を開いて意見を聞き、今月内に正式決定する。<後略>
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●(1)(2)の格納容器内調査結果や、東芝(は桁外れで論外だが)だけでなく日立も原発事業で損失を出している現実を考慮すると、原発リスクを過小評価してまで国を挙げて原発推進することは、日本の損失であることを理解して国民にも訴えるべきだ。

●民進党内には賛否両論があり、党の分裂や連合の反発を懸念して、3月の党大会までに方針決定するには大変な困難が予想される。しかし、これは国民から民進党の信頼を得る為には、絶対に必要な公約になると思う。

●安倍政権との対立軸という思惑で公約に入れるのではなく、日本と地球の未来の為という観点で、本気で具体的な施策や計画を考えて欲しい。



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