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51%の真実

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加計学園事件の波紋 ~安倍政権と都議選への影響、野党が取るべき戦略~

Category - 政治
 加計学園事件(アベンドゲート)の安倍政権への影響だが、確実に足元を揺るがし始めているものの、なかなか致命傷を与えるまでには至っていないと感じる。

 というのは、このエントリーを書いている6/11(日)夜時点では、ネット記事や報道番組での世論調査結果の速報が無いことから、それ程インパクトのある数値にはなっていない気がしているからだ・・・

 加計学園文書の再調査(決して追加調査では無い)は決まったが、自民党陣営が気にしているのは「如何に国民の留飲を下げ都議選への影響を回避し、かつ自分たちの主張が正しいという印象を国民に与えられるか」であり、その為にいつどのような結論を発表すれば良いのかを一生懸命シミュレートしているところだろう。

(1)「前川氏招致に言及=二階自民幹事長」(時事通信 2017/6/9)
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 自民党の二階俊博幹事長は9日、BS朝日の番組収録で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画に絡み、野党が求めている前川喜平前文部科学事務次官の証人喚問について、「証人喚問がいいかどうかは別だが、それに匹敵する形で問いただす、国会の中でそんな議論はある」と述べ、国会招致の可能性に言及した。
 二階氏は、安倍晋三首相が指示した獣医学部新設計画をめぐる内部文書の再調査を踏まえ、「その結果、判断すればいいのではないか」とも語った。<後略>
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(2)「自民 下村氏 調査結果に問題なければ証人喚問不要」(NHK NEWS WEB 2017/6/10)
※全文転記させて頂きました。大変申し訳ありません。
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自民党の下村幹事長代行は東京都内で記者団に対し、学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐる文書の追加調査に関連して、調査結果に問題がなければ、野党側が求める前川前事務次官の証人喚問などは必要ないという認識を示しました。
この中で、自民党の下村幹事長代行は、学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」などと記された文書に関する文部科学省の追加調査について、「国民により丁寧に説明する意味で、再調査するのは非常にいい判断だ。忖度や働きかけがあったのではなく、きちんと決められたということを明らかにするのは大変重要だ。国会の会期が限られているので、できるだけ早く結果を出すように努力してほしい」と述べました。
そのうえで、下村氏は、野党側が前川前事務次官の証人喚問などを求めていることについて、「国会での対応をどうするか判断するのは、調査結果が出たあとの話だ。ただ、前川氏の発言との整合性も含めて、明らかに問題がなければ証人喚問などをする必要はない」と述べました。
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 まあおそらく6/16(金)に限りなく近い辺りで、「文書は存在した」が「安倍首相の働きかけはなかった」&「行政がゆがめられたとは確認できなかった」。従って、「前川氏の証人喚問も必要ない」という結果が発表されることになるのではないだろうか?

 そんな中で、野党はどのような戦略を取るべきだろうか?

 私は、野党はここで慌てて手持ちのカードを切るべきではない、まずは再調査を急ぐように責め立てて、できるだけ早く結果を発表させるように仕向けるべきだと考えている。

 やっと、主導権が安倍政権から野党に転がり込んできたのだ。通常国会の会期末が迫っているからといって、ここで慌てて有力なカードを使ってしまうと、いつの間にか主導権を奪い返されてしまう危険性が有る。

 もう今国会中で安倍政権を追い込むことはほぼ不可能なのだ。ここは相手の考えていることをしっかりと予測し、それを逆手にとって追い詰められるカードを慎重に選択し、長期展望を持って戦略を練るべきだ。

 ど~んと構えて、安倍政権を手のひらの上で転がすくらいの図太さが必要だ。ただし、あまりにものらりくらりと躱してくるようなら、こちらから仕掛ける必要も出てくるので、この辺りの勝負勘が非常に重要になってくる。(ちょっと民進党では頼りない気がするので、色々な人の知恵を集める必要があるだろう。)


 これは非常に危険な諸刃の剣ではあるのだが、しばらく(7月上旬まで)は小池都知事に主導権を渡し、死んだふりをして戦略作りに専念し、切り札を切るタイミング待つという手もあるのではないだろうか。

(3)「自民瞬殺必至 小池知事がブチ上げる都議選勝利の“秘策”」(日刊ゲンダイ 2017/6/11)
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<前略>
森友、加計問題や共謀罪など、世論無視で突っ走る安倍政治の傲慢さに対する嫌悪感が都民の間にジワジワ浸透。さらにここにきて、自民都議会関係者の間で、「小池知事が都議選で勝利するためのウルトラCをブチ上げるらしい」との声が広がっているのだ。
「ズバリ、安倍首相と親しい関係にあるとされる元TBS社員、山口敬之氏のレイプ事件もみ消し疑惑の徹底解明です。何と言っても、警視庁管内で起きた事件ですから、都知事にも事実解明に迫る権限がある。『国家公安委員会が動かないのであれば、私が調査する。都議会警察・消防委員会で、捜査した当時の署員を呼んで必ず真実を明らかにしてもらう』と訴えれば、拍手喝采ですよ。今以上に女性票を獲得するのは間違いない。自民党は瞬殺されるでしょう」(都政担当記者)
<後略>
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 (※長々書いていたら、保存前に消えてしまったので、結論だけ書きます・・・)

 小池都知事に主導権を渡してしまうのは、都民ファーストの会(都F)の大躍進を許してしまう可能性が有る悪魔の選択なのだが、今の民進党他の野党ではどうあがいても巻き返すのは不可能だと思うので、仕方ないのかもしれない・・・

 もともと都議選の結果は、都F大勝で自民第2党落ちか、都Fいまいちで自民微減の2択しかないだろう。

 民進党がこの4年間で風頼みの体質から脱却できず、地道な努力をしてこなかったツケが出ているのだと、今更言っても仕方のない愚痴をついついこぼした週末であった・・・


p.s.

(4)「豊洲市場で追加策=移転判断材料、ほぼ出そろう-都専門家会議」(時事通信 2017/6/11)
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 東京都の築地市場(中央区)からの移転が延期された豊洲市場(江東区)をめぐり、都の専門家会議(座長・平田健正放送大学和歌山学習センター所長)は11日、土壌汚染に関する追加の安全対策をまとめた。都の市場問題プロジェクトチーム(座長・小島敏郎元青山学院大教授)も5日、築地改修と豊洲移転の2案を併記した報告書をまとめており、小池百合子知事が移転の可否を判断する材料が、ほぼ出そろったことになる。
 移転問題が都議選(23日告示、7月2日投開票)の争点の一つになるとみられる中、小池氏は14日に庁内組織の「市場のあり方戦略本部」(本部長・中西充副知事)を開き、課題などを点検。その結果を踏まえ、判断を下す方針だ。<後略>
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 先日、小池都知事の結論は「築地再整備」が80%と書いたのだが、実はあんまり自信が無い。公明党が「豊洲移転」を主張していることが引っ掛かり、どちらを選ぶかはまったくわからないというのが本音だ。しかし結論を都議選後に先送りするという選択肢が消えた今、やはりどちらかの結論を予測しておきたかった。

 都議選の争点から外したいと考え、自民党との直接対決を避け「豊洲移転」を選ぶなら、「結論先送り」でも良かったと思う。あえて都議選前に結論を出すのは、加計事件で弱った自民を徹底的に叩こうという意思を感じる。その為には自民党と異なる「築地再整備」の方が自ら「風を作る」に相応しいという気がする。(公明党とは是々非々の関係で、慣れあってはいないという印象操作にもなる気がする。)

 そして、どちらにしても都議選で都Fが大勝すれば、小池都知事の選択が都民に受け入れられたことになり、都議選後に豊洲問題に煩わされることが無くなることが、都議選前に結論を出すことにした最大の理由であり、加計事件の影響を読んだ小池都知事の天性の嗅覚と度胸なんだろうと思う。(これ民進党の議員には足りない・・・)

 しかし、もし予測が外れたら私は赤恥もいいところだな・・・



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加計学園事件 アベンドゲート 東京都議選 豊洲移転問題

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