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51%の真実

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蓮舫氏、戸籍開示へ ~二重国籍問題と戸籍開示・差別について考える~

 昨日のエントリーで以下のコメントを書いたのだが、ネット上で私の信頼する人たちの意見を見るとほとんどの人たちが、戸籍公開反対派であった。

※2017/7/12のエントリーから削除し、こちらに移しました。

(1)「蓮舫氏「戸籍示す」=二重国籍問題」(時事通信 2017/7/11)
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 民進党の蓮舫代表は11日午後の党執行役員会で、自身が日本国籍と台湾籍の「二重国籍」だった問題(注1)(注2)について、「戸籍(謄本)を示し、近々説明する」と述べた。党幹部が明らかにした。<後略>
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(注1)「国籍条項」(Wikipedia)
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<前略>
国籍条項とは、公権力の行使または、国家意思の形成への参画に携わる公務員の任用資格の一つとして日本国籍を必要とする条項のことをいうことが一般的になっているが、実際には一部の例外を除き公務員任用については実定法上の条項はないため、公務員任用に関する限り「運用による制限」のことを指すといえる。

法律で明確な国籍条項が規定されている役職
以下の役職では法律で明白に国籍条項が規定されている。
外務公務員
公職政治家
<後略>
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(注2)「国籍法 (日本)」(Wikipedia)
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<前略>
多重国籍者の国籍選択制度
外国の国籍も有する日本国籍保持者は、外国及び日本の国籍を有することとなった時が20歳未満のときは、22歳までに、その時がその後であったときはその時から2年以内に国籍の選択をしなければならないとされている(第14条第1項)。
その場合において、日本の国籍を選択する場合は、外国の国籍を離脱する(事後に外国国籍喪失届提出)か、国籍選択宣言(日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する宣言)を行うことによってする。しかし、日本の官庁に提出する国籍選択宣言によって当然に外国の国籍を離脱したことになるわけでない。放棄しようとする国の国籍法の定めによって国籍を離脱することになる場合もあるが、多重国籍状態が国籍選択宣言を行うことによって直ちに解消されるとは限らない。日本法によって外国の国籍を喪失させることはその国への内政干渉になるため不可能である。
日本の国籍の選択の宣言をした者は、外国の国籍の離脱に努めなければならないという努力義務規定がある(第16条第1項)が、後述するように、その国の国籍が必要な外国の公務員となった場合に、日本国籍を失う可能性があるだけで、外国籍を離脱しないことについての罰則もない。その結果、主に出生地主義の国で生まれた重国籍者が多数存在すると思われるが、実態は明らかでなく、国政選挙権も含めて、日本国籍だけを有する者と平等に扱われている。
<後略>
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●蓮舫氏の戸籍開示について差別だという意見があるようだが、それには当たらないと思う。重国籍の可能性のある人全てに戸籍を開示しろと言っている訳ではない。蓮舫氏は政治家であり、まがりなりにも与党第1党を目指す政党の党首なのだ。もしかすると総理大臣にも成りうるのである。そして外国籍の離脱が努力義務規定だからと言って、守らなくても良いなどという事は決して無い。

●二重国籍であったことや台湾の特殊性もあり外国の国籍離脱手続きに手間取ったこと自体を問題視している訳ではない。二重国籍問題が発覚してからの説明の仕方が稚拙だったのだ。説明が2転3転したことにより国民の信頼が揺らいだ。その為に、国民をスッキリと納得させるには戸籍開示が必要になってしまったのだ。(もり・かけ問題に対する安倍首相と同じように、自業自得の状況に自らを追い込んでしまったのだ。)

●もし野田幹事長が都議選の責任を取って辞め蓮舫代表は続投となるのなら、ここでしっかりとけじめをつけスッキリとしておかなければ、いつまでもブーメランと揶揄されて余計な労力を使うことになる。しっかりと国民への説明責任を果たしてもらいたい。

追記
戸籍開示については、日本国籍取得日が解れば十分で黒塗りがあっても問題ないと思う。よく考えてみたら、より重要なのは台湾国籍離脱証明書の方だろう。(注3)
(注3)日本は台湾を国家として認めていない為、実際は中国籍の離脱でした。中国国籍法第9条によると、「外国国籍を取得した場合中国国籍を自動的に消失する」とのことなので、離脱証明書は不要ですね。



 現時点で私の考えは変わってはいないのだが、もう少し情報を追加して問題点を整理し直した方が良いと思ったので、以下を追加したい。

 蓮舫氏の二重国籍問題と戸籍開示と差別の関係、そしてこの問題を一般人まで拡張した場合のインパクトについては、以下のモーメントに良くまとめられているので、一読して欲しい。

(2)「【主張】蓮舫代表は戸籍を公開すべきではない feat. ファリードやす(@Yasu9412)氏,民進・原口議員 (@kharaguchi) 」(Twitterモーメント by 勝見@こんな人たち 2017/7/12)

 私の信頼する人たちが蓮舫氏が戸籍を公開することに対して懸念しているのは、現在の不寛容な日本社会がこれを先例として差別に悪用することなのだ。そしてこの懸念は妥当だと思う。しかしもし戸籍を公開しなかったとして、それで差別が無くなる方向に進むだろうか?

 やはり私は差別を行う人たちから安易に逃げずに、真正面から受けて立たなければならないと思う。


 ではどのようにすべきなのかについては、以下の三浦義隆氏のブログエントリーが参考になると思う。

(3)「戸籍を公開する蓮舫氏に期待したいこと」(弁護士三浦義隆のブログ 2017/7/11)

 「戸籍開示で示すべきは、蓮舫氏の日本国籍取得日が解かる部分のみである。」ことが大前提であり、その上で三浦義隆氏が書かれているように、蓮舫氏は以下の2点を明確に主張しなければならない。誰が何と言おうと決して圧力に屈してはならない一線だと思う。

●今回は政治的判断として公開することにしたが、本来は戸籍公開の必要などないこと。
●蓮舫氏の戸籍公開を前例としてはならないこと。誰も他人に戸籍の公開など求めるべきではないこと。



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不寛容社会 民進党 蓮舫代表 二重国籍問題 戸籍謄本開示

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