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51%の真実

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【8/31追記有】8/29北朝鮮ミサイル発射の私的分析とこれからの心構え

 8/29(火)の午前5時58分頃に北朝鮮が北海道上空を超えるミサイルを発射し、Jアラートやテレビ報道で朝から緊張させられた人が多かったのではないだろうか。

 テレビやネットから私が得た情報を基に、今回のミサイル発射の意図を私的に分析してみたい。

(1)「北朝鮮が弾道ミサイル発射 日本上空を通過」(朝日新聞 2017/8/29)
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 北朝鮮は29日午前5時57分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)地区から弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。日本政府は、北朝鮮からのミサイルが北海道・襟裳岬東方の太平洋上に落下したと発表。全国瞬時警報システム(Jアラート)は、北海道、東北、北関東など12道県の住民に避難を呼びかけた。
 韓国軍合同参謀本部によれば、最大高度は約550キロ、飛行距離は約2700キロという。機体は中距離以上の弾道ミサイルとみられる。<後略>
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(2)「射程、なぜ2700キロ止まり? 「3分離」の真偽は…急ぐ解析」(産経ニュース 2017/8/29)
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<前略>
 「飛距離などを考えた場合、5月14日に発射された中距離弾道ミサイルの可能性がある」
 小野寺五典防衛相は29日、記者団にこう語り、今回のミサイルが「火星12」である可能性を強く示唆した。
 火星12の最大射程は約5千キロ。ただ、今回の発射では約2700キロだった。最大射程に届かなかった理由については、識者らの間で見解が分かれる。
 防衛省幹部は「燃料を減らしたり、途中で燃焼を止めて意図的に距離を抑えたりした可能性もある」とみる。これに対し、元自衛艦隊司令官の香田洋二氏(元海将)は「最大射程を狙って失敗したのではないか」と指摘。ミサイルを推進させるブースターを切り離すタイミングが遅れたなどの理由で距離が延びなかった可能性を挙げた。
 一方、今回の発射で、日本海に展開したイージス艦などのレーダーは3つの航跡を捉え、すべて太平洋の同一海域に落ちたことが確認された。このため政府は「日本海上空で3つに分離した可能性がある」(菅義偉官房長官)として分析を進めている。
 香田氏は、3つに分離したとすれば(1)弾頭(2)ブースター(3)その両者をつなぐ接合部か弾頭部の覆い-だったと推測する。<後略>
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 私が重要だと思う情報は以下の3つだ。

 1.北朝鮮の順安(スナン)から発射し、北海道・襟裳岬東方の太平洋上に落下
 2.飛行距離は約2700キロ
 3.日本海上空で3つに分離した可能性がある

 1と2については米国に少しひるんだとか、グアムの裏をかいて防衛の手薄な方向に撃ったとかの意見もあるが、私はグアムの代わりにハワイを意識した方向(注1)に向けて、グアムと同じ3400キロ地点を目標として発射したのではないかと想像している。

(注1)「【北ミサイル】3つに分離し襟裳岬東1180kmに落下」(2ちゃんねるブックマーク)
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<前略>
143 名無しさん@涙目です。
2017/08/29(火) 08:14:29.65 ID:J1B/IJVh0
分離っていうか分解しちゃったんじゃないのこれ
飛行距離2000kmってのも微妙な距離だし
ハワイ近郊に落とそうとしたら途中で落ちちゃったみたいな感じがする
jpeg画像
<後略>
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 そう思う理由は、143 名無しさん@涙目さんがアップしているjpeg画像を見ると、順安~ハワイの直線コースから経度を東に5°だけずらして、75°の方向に発射しているように見えるからだ。

 もしそうだとすると、米国への挑発をとことん意識して発射されたものだと考えられ、距離がグアムと同じ3400キロでないと意味がないと感じられる。

 従って、北朝鮮から2700キロの北海道・襟裳岬東方の太平洋上に落下したのは、やはり失敗だったのではないかと思われる。

 順安は平壌から20キロ程度しか離れておらず、ミサイルが発射されたことは平壌市民にも目撃されていたのではないかと思われるが、北朝鮮の国営メディアが17:30のニュースでミサイル発射に全く触れていないことも、この分析を後押ししているように思う。

 確実に目標を狙いたいという意図を考慮すると、小野寺防衛相が言うように、今回のミサイルは「火星12」である可能性が高いと感じる。そして3つに分離した状況は、田氏の推測が当たっているように思う。


 さて話題は変わって今回の日本政府の対応だが、私が気になったのは以下の2つだ。まず1つ目は閣僚の発言に関してである。

(3)「北海道周辺に発射「北朝鮮、少しひるんだか」 河野外相」(朝日新聞 2017/8/29)
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 北朝鮮によるミサイル発射を受け、日本政府は29日午前7時過ぎ、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を開き、対応を協議した。終了後、安倍晋三首相は記者団に「我が国を飛び越えるミサイル発射という暴挙は、これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」と述べ、「政府としては、ミサイル発射直後からミサイルの動きを完全に把握している」と強調した。<中略>
 河野太郎外相は外務省内で、記者団に対して「我が国に対する危機が相当強くなってきている」と強調。記者団から北朝鮮が包囲射撃を予告したグアム周辺ではなく、襟裳岬上空を通過する軌道だった狙いについて問われ、「今まで(北朝鮮が)それなりの挑発をし、米国が対応を取ってきたことを考えれば、北朝鮮がそれに少しひるんだということだろう」と分析した。
 また、自民、公明両党の幹事長、国会対策委員長が29日午前、国会内で会談し、今回のミサイル発射を受けて、30日に衆院安全保障、参院外交防衛の両委員会で閉会中審査を開く方針を確認した。午後に野党側に提案するという。
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 この記事で私が一番気になったのは、安倍首相の言葉ではなく河野外相の「北朝鮮が少しひるんだ」という言葉だ。金正恩委員長を無駄に挑発してしまうような言葉であり、外相としては配慮が足りなさすぎるのではないかと感じる。

 安倍首相をはじめとして、その他の閣僚の言葉に突っ込んでいるのも見かけるが、私は今回のその他の発言はそれほど気にならず妥当ではないかと思っている。

 それよりも、これまでの北朝鮮に対する対応が米国追従・米国頼みで、日本の外交努力が圧倒的に足りていないことを突っ込むべきだと思う。

 2つ目は、Jアラートの発信内容やタイミングが妥当であったのかどうかだ。

(4)「北朝鮮ミサイル 政府はJアラートなどで6回情報を発信」(NHK NEWS WEB 2017/8/29)
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北朝鮮からミサイルが発射されてから1時間余りの間に、政府は、自治体などに情報を伝えるJアラート=全国瞬時警報システムで2回、エムネット=緊急情報ネットワークシステムで4回、それぞれ情報を伝えました。
まず午前6時2分、Jアラートとエムネットがほぼ同時に最初の情報を発信しました。情報には「午前5時58分ごろ、北朝鮮西岸からミサイルが東北地方の方向に発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難してください」と書かれ、対象地域として、北海道や東北、さらに長野県など12の道と県が記されていました。
続いて、午前6時14分ごろ、Jアラートが「さきほど、この地域の上空をミサイルが通過した模様です」などと伝えました。
また、2分後の午前6時16分にエムネットが「北朝鮮から発射されたミサイルは、6時6分ごろ、北海道地方から太平洋へ通過した模様です。なお、破壊措置の実施はなかった」とミサイルが日本の上空を通過したという情報を伝えました。
さらに、午前6時29分には、同じくエムネットがミサイルが落下したと見られる位置を伝えました。そこには、「北朝鮮西岸から北東に向かってミサイルが午前5時58分ごろ、発射されたことを確認しました。ミサイルは3つに分離し、3つとも、午前6時12分ごろ、北海道の襟裳岬東方の東およそ1180キロの太平洋上に落下したものと推定されます」と記されていました。
そして、午前7時3分にエムネットが「午前6時6分ごろ」としていたミサイルの通過時刻を「午前6時7分ごろ」に修正するという内容の情報を出しました。
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 今回のJアラートに対して、発射から4分後の第一報と上空を通過して7分も経ってからの第二報では何も対処できないとか、対象の地域が広すぎるとか、破壊措置を実行しないのにJアラートを出すべきではなかったとか、様々な文句を見かけた。

 私も改善すべき点は多々あると思うが、70年超もこんな危機的な状況になることは無かったのだから、足りない部分はあっても仕方がないと思う。問題点が見つかったら、それを修正していけば良い。

 今回のJアラートは、もしもの時にどうすべきかを国民一人一人が考えて、心の準備をしておくために必要不可欠であったと思う。


 今後本当に戦争にまで発展してしまうのか、北朝鮮の核保有を認めて対話に入るのか、それとも第三の選択肢があるのか、全く予測はつかない。

 しかし、どう転んでも良い様に予断を持たずに心の準備をしておけば、どんな未来になろうとも慌てずに最良の選択が出来るのではないだろうか。

 ただ、それでも出来るだけ平和な日々がずっと続くことを一番に願っている。


追記公開 2017/8/31 6:00

 8/30(水)朝になって、朝鮮中央通信が中距離弾道ミサイル試射成功のニュースを発表した。

(5)「北朝鮮、弾道ミサイル試射「成功」と発表 「火星12」」(朝日新聞 2017/8/30)
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 北朝鮮による29日のミサイル発射で、朝鮮中央通信は30日朝、新型の中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」(射程4500~5千キロ)の試射に成功し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が現地指導したと発表した。<中略>
 正恩氏は試射について「太平洋上での軍事作戦の第一歩。侵略の前哨基地であるグアム島を牽制(けんせい)する意味深い前奏曲となる」と述べ、米軍基地があるグアムへの攻撃を想定した演習だったことを示唆した。今後、太平洋を目標にした弾道ミサイル試射を多く行い、戦略兵器の戦力化を積極的に進めるよう指示。<中略>
 同通信によると、今回発射した火星12は、北海道の渡島半島と襟裳岬上空を通過し、北太平洋上の目標水域に正確に到達。「訓練は周辺諸国の安全に何の影響も与えなかった」としている。29日が日韓併合条約発効から107年だったとし、正恩氏が「日本が驚く大胆な作戦を決めた」と説明した。<後略>
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 北朝鮮の発表を信用すれば、目標水域に正確に到達したという事になる。しかし大本営発表をそのまま100%信じて良いのだろうか?

 NEWS23で、表示されている液晶モニタの軌道画像を見ても目標地点は3400キロだという伊藤俊幸氏の意見もあり、私はまだ半分くらい疑っている。(負け惜しみか・・・)

 このところのミサイル発射動画公開の早さから考えると、今回の翌朝公開は少し遅かった気がする。日本のニュースで情報を収集し、日本の慌てている様を見た上で発表する内容を決めたような感じがする。

 私の分析は、8/30の【ゴゴスマ~GOGO!Smile!~】の黒田氏や以下のBSフジ プライムニュースの香田氏の意見とほとんど同じだ。

(6)「北ミサイル最新情報」(BSフジ プライムニュース 2017/8/30)
※1分54秒~を参照のこと

 失敗とまでは言えないが完全な成功でもない、やはり目標の3400キロの地点の手前に落ちてしまった半分成功・半分失敗だったのではないかと思えてならない。

 だとすると数日中に再度、火星12で3400キロ地点に試射を行うのではないだろうか? 試射方向は今回と全く同じか、又は東京上空(つまりjpeg画像の105°~110°くらいの方向)を通るルートが考えられる。

 更には「今後、太平洋を目標にした弾道ミサイル試射を多く行う」と宣言しているので、新型SLBMや火星12/14を9月~10月頃にどんどん試射して来るのではないだろうか?

 そしてその先には、今年中に核実験(こちらはもう少し早いか?)と火星13の試射(70°の方向か?)が待っていると感じる。

 金正恩委員長の方がトランプ大統領よりもチキンレースの読みに関して少しだけ上手だと思う。そして8/30(水)の報ステでは、以下の書き起こしの様に、既に最悪の事態をも覚悟している感じだ。決して侮ってはならない。

(7)「北朝鮮 ミサイル映像を公開 映像から見えた”2つの姿”」(報道ステーション 2017/8/30 22:13-22:14)
※テレ朝newsに記事がアップされていなかった為、書き起こしました。
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<前略>
 韓国の情報機関は、「空港から発射したのは発射の兆候をつかんだアメリカの先制攻撃を警戒していたからだ」と分析しています。
 移動式と言えども、山の中から発射するには地面を整地するなど準備に時間がかかる。既に整備された飛行場ならより素早く発射でき、アメリカに先制攻撃の時間を与えない。
 この分析を裏付けるかのように、 北朝鮮がグアム沖に弾道ミサイルを4発発射すると予告した翌日、正恩氏から「アメリカの攻撃を警戒するよう」指示が出ていたことが判りました。
 平壌の上空を高射砲で防御する部隊などに対し、「まもなく戦時体制に移るので、領空を侵す米軍機はことごとく叩き落せ」との指示が8/10(木)に出た。
<後略>
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 そして、「対話は解決策ではない」とツイートしたトランプ大統領も、どう動くのか予測がつかない・・・


「米国は25年間にわたり、北朝鮮と対話をして、金をゆすり取られてきた。対話は解決策ではない。」


 8/22のエントリー「いま日本は運命の岐路に差し掛かっている!」では以下の様に書いた。

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本当に戦争になって日本に被害が出てしまうと、安倍首相にとっては「神風」どころか「大逆風」になってしまう可能性も大いにあると思う。
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 しかし、状況によっては安倍首相への追い風になる可能性も50%はあるし、憲法改悪には追い風になってしまう可能性が高い。

 私はそんな未来は絶対に見たくない!!!



追記 2017/9/17
9/15北朝鮮ミサイル発射の私的分析とこれからの予測」を公開しました。よろしければ読んでみて下さい。

公開履歴
2017/8/30 06:00 初回公開
2017/8/31 06:00 文章を追記し公開日付を変更して再度新着として公開、その後2017/8/30 06:00に公開日付を戻して公開し直した。



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Category - クローズアップ(雑多)

北朝鮮有事 ミサイル発射

1 Comments

山田  

北海道、東北、北関東、信越の全域にJアラート

1910年8月29日の日韓併合から107年を迎えた昨日、北のミサイルが北海道上空を通過しました。

携帯電話やテレビは全国全てにJアラートが出され、
北海道・東北・北関東・信越の全域に防災無線としてJアラートが発令されました。

5大キー局系列の場合、
「番外の12チャンネル」と呼ばれ独自路線の⑦テレ東(系列の⑦テレビ北海道も)でさえ発令されたようですから。

西日本のテレ東系列局
(⑩テレビ愛知、⑦テレビ大阪、⑦テレビせとうち、⑦テレQ)
はJアラートの対象外でした。

東日本17都道県のうちJアラート防災無線が発令されなかったのは
東京都と南関東4県(神奈川・埼玉・千葉・山梨)だけでした。

もし当初の計画通り島根・広島・愛媛・高知の上空を通過すればJアラート防災無線は
西日本(富山・岐阜・静岡以西)30府県に発令されたでしょう。

次は北建国(1948年)から69年を迎える9月9日にもミサイルが想定されます

2017/08/30 (Wed) 08:46 | EDIT | REPLY |   

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