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51%の真実

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【9/19追記有】9/15北朝鮮ミサイル発射の私的分析とこれからの予測

 9/15(金)の午前6時57分頃に北朝鮮が北海道上空を超えるミサイルを再び発射した。前回と同様に、今回もテレビやネットから私が得た情報を基に、今回のミサイル発射の意図を私的に分析してみたい。

(1)「北朝鮮ミサイルの飛距離、過去最長 グアム到達距離」(朝日新聞 2017/9/15)
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 北朝鮮は15日午前6時57分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)地区から弾道ミサイル1発を太平洋に向けて発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。日本政府は、北朝鮮からのミサイルが北海道上空を通過し、襟裳岬東方の太平洋上に落下したと発表。発射直後に全国瞬時警報システム(Jアラート)で国民に情報を伝え、避難を呼びかけた。
 北朝鮮のミサイルが日本列島を越えたのは、8月29日以来で、6回目。日本政府によると、ミサイルは午前7時4分から7時6分ごろ、北海道上空を通過し、7時16分ごろに襟裳岬東約2200キロメートルの太平洋上に落下した。<中略>
 最大高度は約800キロ、飛行距離は過去最長の約3700キロに達したとみられる。<後略>
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 まず最初に、前回と今回のミサイル軌道データを比較し易いように、【表1】に纏めてみたので見て頂きたい。

【表1】火星12ミサイル試射結果                       まとめ 51%の真実 B4

ミサイル試射日

平壌郊外の順安(スナン)発射時刻

北海道の渡島半島から襟裳岬通過時刻

落下地点着弾時刻

8/29(火)

5:58

6:05-6:07

6:12

9/15(金)

6:57

7:04-7:06

7:16

 

ミサイル試射日

結果

順安-襟裳岬

襟裳岬-落下地点

8/29(火)

距離   2700km

1500km

1200km

 

最高高度 550km

 

時間     14分

9分

5分

地表距離での速度

平均 193km/分

167km/分

240km/分

放物距離での速度

9/15(金)

距離   3700km

1500km

2200km

 

最高高度 800km

←実際は770km?

 

時間     19分

9分

10分

地表距離での速度

平均 195km/分

167km/分

220km/分

放物距離での速度



 私は今回のミサイルも「火星12」で間違いないと思っている。(菅官房長官の会見でも、2段ロケットの1段目が落ちた形跡がないというようなことを言っていたと思う。)

 その前提で、もし8/29のミサイルが最初から2700km地点を狙ってったのだとしたら、平壌近郊の順安(スナン)から発射し、北海道の襟裳岬に到達するまでにかかった時間が同じ9分であるのはおかしいと思う。

 なぜなら、もし2700km飛ばそうとしていたら今回の3700kmよりは燃料が軽くなり、高度も550kmと低くなるのでもう少し短い時間で襟裳岬に到達して良いのではないかと感じるからだ。

 それがまったく同じ時間で飛んでいるということは、8/29のミサイルの軌道は(1)の記事中の地図にあるようなきれいな放物線ではなく、途中までは今回と全く同じ軌道を飛んでいたが、何らかの異常が発生し途中で軌道を外れてしまい、失速して意図していなかった2700km地点に落ちた(失敗した)と考えるのが妥当だと思う。

 そして、今回は”完璧に(?)”予定通りの軌道で成功したということだ。


 話は少し逸れるが、前回は次のミサイル発射日を以下の様に予測して外してしまった・・・

 (失敗)だとすると数日中に再度、火星12で3400キロ地点に試射を行うのではないだろうか? 試射方向は今回と全く同じか、又は東京上空(つまりjpeg画像の105°~110°くらいの方向)を通るルートが考えられる。

 おそらく失敗の原因を調査して改善するのに、1週間から10日程度は必要だったと考えられる。簡単なことなのにそこまで予測できなかったことに少し落ち込んでしまった・・・


 (ここからは、妄想になるので眉唾で読んでください。)

 ところで、私が見た範囲でマスメディアはどこも触れていないと思うが、今回の3700km地点は本当に事前目標に正確に着弾できたのだろうか?

 これは9/16(土)にも北朝鮮の発表で”真実(?)”が判明することになると思うが、おそらく事前目標に正確に着弾できていなくても、できたと言い張るのだろうから、事実は闇の中かもしれない。

 おそらく北朝鮮は着弾地点まで軌道を把握する方法を持ち合わせていないと、私は判断している。(持ち合わせているという有識者もいるのだが。)

 従って北朝鮮は、日本や韓国そして米国の情報を収集して、事前目標に着弾できたかを判断していると私は思っている。

 なぜ私が事前目標に正確に着弾できたかどうかをちょっとだけ疑っているのかというと、以下の2点が引っ掛かっているからだ。

 1.(2)の記事にある様に、一番初めの発表では落下地点は順安から3500kmの地点であった
 2.グアムに届く能力があるより、方向を変えれば正確にグアムに着弾できるの方が恐怖が強い

(2)「北朝鮮ミサイル、日本通過し襟裳岬東2000キロに落下」(日経新聞 2017/9/15)
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 菅義偉官房長官は15日朝の記者会見で、北朝鮮から発射されたミサイルについて「7時16分頃、北海道・襟裳岬の東約2000キロの太平洋上に落下した。日本領域への落下物は確認されていない」と述べた。<後略>
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 着弾地点の距離情報が修正されたのはなぜだろうか?

 可能性としては、Aが一番高いのだろうが、もしかしたら情報を取れない北朝鮮に正確な情報を与えるのは、ミサイル開発の手助けをするすることになり本末転倒なので、うその情報を流すことにしたということも有り得るかもしれない(?)

 A.最初から3700km地点に着弾しており、最初の情報は間違いであった
 B.本当は3500km地点に着弾している

 【表1】から本当の着弾地点がAなのかBなのか検証できないかと考えたのだが、放物距離での速度が随時正確に把握できていないと検証できそうにない。

 更に妄想すると、以下のように以下の3つのケースが考えられる。
 
 A-1.事前目標が3700kmで、3700km地点に正確に着弾した
 A-2.事前目標が3500kmで、3700km地点に失敗して着弾した
 B-1.事前目標が3500kmで、3500km地点に正確に着弾した
      その事実を米国民から隠すために、嘘の情報に差し替えるように指示された

 A-2ならまだ少しだけ安心できるが、A-1やB-1だと、米国にとってもかなり厳しい状況だ。

 (以上、北朝鮮が着弾地点まで軌道を把握する方法を持ち合わせていないということ前提の妄想でした。)


 さて、最後にこれからの展開予測について少し書いておきたい。

 まず、北朝鮮の現状の戦力を冷静に分析すると、米国が北朝鮮に軍事オプションを行使するのは不可能に近いと思う。理由は以下の(3)の陸海空元将官の意見を見れば一目瞭然だ。もし戦争になれば、韓国と北朝鮮そして日本も壊滅的な被害を被る可能性が非常に高い。(ただし万が一ではあるが、それでもトランプ大統領が軍事オプションを行使する可能性もゼロでは無いとも思う。)

(3)「『陸海空元将官の国防論 北朝鮮暴発その時何が』前編」(BSフジ プライムニュース 2017/9/14)

 そうすると一番可能性が高いのは、米国・中国・ロシアが北朝鮮の核保有を暗黙に認めてしまうケースだ。これは現在の北朝鮮有事の危険は無くなるが、将来において日本と韓国が北朝鮮の核による脅しに悩まされ屈し続ける悪夢が、待ち受けていると感じる。

 どちらにしても日本と韓国にとっては、未来は明るくない。

 日本と韓国にとって最も良い解決策は、可能性はかなり低いと思うが、米国と中国(+ロシア)が一致団結して、北朝鮮の体制転換を許容するケースしかないのかもしれない・・・

 とにかくどう決着するにしても、おそらく12月頃までは今のような状況がズルズルと続くような気がする・・・


追記 2017/9/19

 この連休に北朝鮮が公開した8/29と9/15のミサイル発射現場写真の、液晶モニターに写された情報を見比べてみたのだが、8/29の液晶モニターの左下に表示された数字は全て「00:00」で、9/15は「19:45」であった。

 もしこの数字がミサイルの飛翔時間をカウントアップしているのなら、8/29の方は、「14:**」(または少なくとも「00:00」以外の数値)でなければならないと思う。もし計算上の着弾までの飛翔時間なら、8/29の方は「14:**(2700km目標)」か「17:**(グアムの3400km目標)」か「19:**(3700km目標)」のような数字が表示されていなければならないと思う。

 このような観点で9/15の「19:45」を見ると、カウントアップした数値ではなく、計算上の着弾までの飛翔時間の可能性が高いと感じる。

 そうだとするとやはり、北朝鮮が着弾地点まで軌道を把握する方法を持ち合わせているのか、事前目標に正確に着弾できたのかについては、どちらも非常に疑わしいと感じる。



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北朝鮮有事 ミサイル発射

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