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51%の真実

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第48回衆院選の結果に思う

Category - 選挙
 10/6(金)に以下のようなツイートをした。



 その後10/9のエントリーで、全選挙区の候補者に得票数を当て嵌めて獲得議席を計算した結果を公開したのだが、自民党の議席が最も少なくなるケースを意識して予測していた。

 しかしながら確定した獲得議席は、そんな甘い期待をものの見事に打ち砕くものであった。あんなに時間をかけて計算したのに、感覚で予測してツイートした方が結果に近いのは皮肉だ・・・


 さて、【表1】に私の予測と今回の結果をまとめてみたので、気になった点をコメントしておきたい。(いつもながら、私の視点はちょっとひねくれているのだが・・・)

【表1】第48回衆院選 議席予測と結果                 51%の真実 B4まとめ

 

公示前(注1

公示前(注2

選挙結果

本ブログの予測議席

政党

合計

合計

合計

小選挙区

比例区

合計

小選挙区

比例区

自民党

290

284

284

218

66

251

191

60

公明党

34

34

29

21

32

24

日本の心

与党系無所属

与党系合計

324

318

314

 

 

288

204

84

希望の党

57

57

50

18

32

76(56)

39

37

日本維新の会

14

14

11

19(14)

12

立憲民主党

15

15

55

18

37

41(66)

17

24

共産党

21

21

12

11

22

20

社民党

野党系無所属

21

21

14

14

野党系合計

109

109

151

 

 

177

85

92

無所属

39

38

総計

472(注3

465

465

289

176

465

289

176

(注1)定数削減前の公示前議席数

(注2)定数削減後の公示前議席数

(注3)3議席は議員辞職により空席(自民党2議席、公明党1議席)

※( )の議席数は10/16のエントリーで示したケース

※自民党の選挙結果284議席には追加公認3議席を含む


 1点目は公明党と共産党の議席減についてだ。両者の共通点は自身の組織票を、意思をもって他党(公明党は自民党、共産党は立憲民主党と社民党)に振り分けようとしている点だ。

 その結果として前回の衆院選から、特に比例区で議席を減らしてしまう結果となっている。

 具体的に前回→今回の比例区の得票数を比べてみると以下の様になる。

 公明党 7,314,236票 → 6,974,040票 (約40万票減)
 共産党 6,062,962票 → 4,404,081票 (約160万票減)

 公明党は共産党ほど減っていないように見えるが、2005年の第44回衆院選の約900万票からは200万票、2009年の第45回衆院選の約800万票からは100万票も減らしていることになる。

 検証は出来ていないのだが、組織票の減少ペースよりも減少幅は大きいのではないか、そして昔は自民党候補者が「比例は公明党」と叫んでいたのに、それをあまり聞かないようになったことが影響しているのではないかと私は考えている。

 この点を公明党と支援者は良く考えてみた方が良いと思うのだが、まあ与党に居るというメリットの前では、5議席減くらいはあまり気にはならないのかもしれない。

 翻って共産党は立憲民主党が躍進したのだからまあいいかという事にはならないだろう。以下のツイートで指摘した点に注意する必要があると思う。



 もう1点気になったのが、希望と維新の議席数だ。

 今回の衆院選の結果は、この1年で警告していた中で最悪のケースだったのだが、唯一の収穫は立憲民主党が野党第1党を確保できた点だろう。

 民進党は遅かれ早かれ分裂は不可避というか、分裂すべきであったと思う。(今回のタイミングは最悪であったと思うが、本当にそうだったのかは誰にもわからない・・・)

 安倍首相は維新や希望を取り込むことによって、憲法改悪を野党との合意形成が出来たと詭弁するのだろうが、立憲民主党が野党第1党になったことにより、主導権を自民党に握られたままという最悪の事態だけは避けられる可能性が出て来た。(気休めかもしれないが・・・)

 しかし、もし希望と維新が合流したら野党第1党の座も奪われることになる。この可能性も少しだけ注意しておく必要があると思う。

(1)「野党“もうひと再編”か 希望、立ち位置固まらず」(テレ朝news 2017/10/23)
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<前略>
 立憲民主党・福山幹事長:「立憲民主党の立ち位置をしっかりしながら、永田町の単なる数合わせにはくみしないというスタンスでやりたい」
 立憲民主党の幹部らは23日午前、連合本部を訪れて支援を呼び掛けました。この後、役員会を開きますが、党内では「無所属組と統一会派を結成すべき」との声がある一方、希望の党との連携については「理念が一致しないから分裂したんだ」と否定的な声が強まっています。
<後略>
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 野党再編については、私は民進党を再結成するような流れには反対であり、枝野氏や福山氏は国民の思いを良く理解している様に感じるので、「単なる数合わせにはくみしない」というスタンスを大切にして、次の参院選や衆院選に備えて欲しいと思っている。

 ただし、野党第1党の座を守る為に、野党系無所属で当選した民進党系の18名のうち理念が合う人を最低7名くらい受け入れて、もしもの希望・維新合併に備える必要はあるかもしれない。

 希望の党というパンドラの箱に残っていたものは「絶望」だったのだが、更にその後ろには立憲民主党という「希望」が隠れていた。

 中道の理念を持った政党を大きく育てるには、立憲民主党の議員自身の努力も必要だが、国民のサポートも不可欠だ。日本の運命の岐路はこれからの我々の行動に懸っている。


p.s.

 それにしても、希望の党が「リトル民進党(トランプ的表現)」になってしまったのは、運命の皮肉としか言いようがない・・・

 そして台風という運命のいたずらにも関わらず、投票率が前回を僅かながら上回ったことで、私も何とか日本をあきらめずに済みそうだ。(寒いから冬眠には入るけどね。)

(2)「衆院選投票率53・68%、戦後2番目の低さ」(読売新聞 2017/10/23)
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 総務省は23日午前、第48回衆院選の投票率を発表した。
 小選挙区選は、戦後最低だった前回2014年の52・66%をわずかに上回ったものの、53・68%で戦後2番目の低さだった。<後略>
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追記
 投票率が前回を僅かながら上回ったのは、自民党の地道な努力の賜物かもしれない・・・

 これを姑息と言ってしまうのはあまりにも短絡的な思考だ。野党もこれくらいの努力はすべきだ。そうでなくともハンデを背負っているのだから。

(3)「
安倍自民党の姑息すぎる選挙戦! 投票当日に新聞選挙広告、「安倍と二階の指示で投票日に電話作戦」と田崎史郎が暴露」(LITERA 2017/10/23)
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<前略>
 じつは自民党は、もっとえげつない活動をおこなっていた。本日、『ひるおび!』(TBS)と『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)に出演した“安倍政権御用ジャーナリスト”である田崎史郎・時事通信社特別解説委員が、得意気にこんな“裏話”を披露したのだ。
<中略>
「(自民党は獲得議席が)260台に乗ればいいなと思っていたのが、昨日の午前中ですよ。でもやっぱり自民党の組織力っていうのはすごくて、あの、昨日も電話作戦やってたんですよ。それは安倍総裁と二階幹事長の指示で、『とにかく電話しろ』と。ギリギリまで。候補者名を言うと、これ選挙違反ですから『自民党の○○事務所です』と。『投票に行かれましたか?』と」(『グッディ!』での発言)
 組織力云々以前に、こんなことが許されるのか。無論、この話を聞いていた司会の安藤優子氏はすかさず「○○事務所ということは、候補者の名前は言うわけですよね?」と質問したが、田崎氏は「でも、事務所というかたちですから」と回答。しかし、田崎氏と並んで解説をおこなっていた政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏は「はっきり言えば脱法行為ですけどね」とツッコミを入れていた。
<後略>
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 これがなければ、最終的な投票率は以下のツイートが当たっていたのかもしれない・・・






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第48回衆院選 立憲民主党 野党再編

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