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理想的な選挙制度を考える2 ~小選挙区制~ (選挙制度考察8)

B4

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 前回エントリー「理想的な選挙制度を考える1 ~比例代表制~」の後に早速、小選挙区制のみのケースについてシミュレーションをしてみたのだが、実際には選挙制度考察6選挙制度考察3のエントリーデータのまとめ直しになった・・・。結果は以下の通り。

【表4】 第48回衆院選の小選挙区得票数を基にした議席シミュレーション  データまとめ 51%の真実 B4
定数(289) 定数(300)
小選挙区制 比例代表制
現実の結果(投票率53.68%) 補正:公明党組織票下駄無し みんなの党案
党派 得票数 得票率 議席 議席率 得票数 得票率 議席 議席率 得票数 得票率 議席 議席率
自由民主党 26,500,723 48% 215 74% 20,350,723 41% 153 53% 18,555,717 33.3% 101 34%
公明党 832,453 2% 8 3% 832,453 2% 8 3% 6,977,712 12.5% 38 13%
日本のこころ - - - - - - - - 85,552 0.2% 0 0%
与党小計 27,333,176 49% 223 77% 21,183,176 43% 161 56% 25,618,981 46.0% 139 46%
希望の党 11,437,602 21% 18 6% 11,437,602 23% 57 20% 9,677,524 17.4% 52 17%
日本共産党 4,998,932 9% 1 0% 4,998,932 10% 4 1% 4,404,081 7.9% 24 8%
日本維新の会 1,765,053 3% 3 1% 1,765,053 4% 3 1% 3,387,097 6.1% 18 6%
立憲民主党 4,726,326 9% 17 6% 4,726,326 10% 35 12% 11,084,890 19.9% 60 20%
社会民主党 634,719 1% 1 0% 634,719 1% 1 0% 941,324 1.7% 5 2%
新党大地 - - - - - - - - 226,552 0.4% 1 0%
幸福実現党 159,171 0% 0 0% 159,171 0% 0 0% 292,084 0.5% 1 0%
支持政党なし - - - - - - - - 125,019 0.2% 0 0%
その他諸派 52,081 0% 0 0% 52,081 0% 0 0% - - - -
無所属 4,315,028 8% 26 9% 4,315,028 9% 28 10% - - - -
野党小計 28,088,912 51% 66 23% 28,088,912 57% 128 44% 30,138,571 54.1% 161 54%
合計 55,422,088 100% 289 100% 49,272,088 100% 289 100% 55,757,552 100.0% 300 100%
【表5】 第45回衆院選の小選挙区得票数を基にした議席シミュレーション  データまとめ 51%の真実 B4
定数(300)
小選挙区制 比例代表制
現実の結果(投票率69.28%) 補正:公明党組織票下駄無し みんなの党案
党派 得票数 得票率 議席 議席率 得票数 得票率 議席 議席率 得票数 得票率 議席 議席率
民主党 33,475,335 47.4% 221 74% 33,475,335 52.8% 253 84% 29,844,799 42.4% 129 43%
社会民主党 1,376,739 2.0% 3 1% 1,376,739 2.2% 6 2% 3,006,160 4.3% 13 4%
国民新党 730,570 1.0% 3 1% 730,570 1.2% 4 1% 1,219,767 1.7% 5 2%
新党日本 220,223 0.3% 1 0% 220,223 0.3% 2 1% 528,171 0.8% 2 1%
新党大地 - - - - - - - - 433,122 0.6% 1 0%
民社国系小計 35,802,867 50.7% 228 76% 35,802,867 56.5% 265 88% 35,032,019 49.8% 150 50%
自由民主党 27,301,982 38.7% 64 21% 20,101,982 31.7% 26 9% 18,810,217 26.7% 81 27%
公明党 782,984 1.1% 0 0% 782,984 1.2% 0 0% 8,054,007 11.5% 34 11%
改革クラブ 36,650 0.1% 0 0% 36,650 0.1% 0 0% 58,141 0.1% 0 0%
自公系小計 28,121,616 39.8% 64 21% 20,921,616 33.0% 26 9% 26,922,365 38.3% 115 38%
日本共産党 2,978,354 4.2% 0 0% 2,978,354 4.7% 0 0% 4,943,886 7.0% 21 7%
みんなの党 615,244 0.9% 2 1% 615,244 1.0% 2 1% 3,005,199 4.3% 13 4%
幸福実現党 1,077,543 1.5% 0 0% 1,077,543 1.7% 0 0% 459,387 0.7% 1 0%
その他諸派 7,399 0.0% 0 0%
無所属 1,986,056 2.8% 6 2% 1,986,056 3.1% 7 2% - - - -
その他小計 6,657,197 9.4% 8 3% 6,657,197 10.5% 9 3% 8,415,871 12.0% 35 12%
合計 70,581,680 100.0% 300 100% 63,381,680 100.0% 300 100% 70,370,255 100.0% 300 100%


 小選挙区制のみの場合のシミュレーションはするまでもなく、小選挙区比例代表制選挙の小選挙区の結果(現実の結果)を見れば一目瞭然だ。

 第48回、第45回の結果共に、得票率50%弱の第一党が約75%の議席を占有しており、前回エントリーの表1の小選挙区制のデメリットがそのまま表れている。

 しかしこの結果は何度も言うように、公明党の組織票のバイアスが掛かった(下駄が履かされた)ものなので、その影響を除いて検証する必要がある。

 そこで、現実の結果の右側に「補正:公明党組織票下駄無し」のデータを纏めてみた。

 すると最新の第48回(投票率約54%)の結果では、得票率約40%の第一党自民党が53%強の議席を、政権交代期待で世論が盛り上がり投票率も約70%と非常に高かった第45回の結果では、得票率50%強の第一党民主党が84%もの議席を占有する結果となった。

 得票率40%で53%の議席なら、なんとか許容できる範疇かなとも思ったのだが、得票率50%で84%の議席になる可能性があるのでは、日本人の一方向に偏り易い気質を考えると、やはり小選挙区制のみでは非常に危険だと思われる。

 更に赤太枠で示した部分(特には公明党の得票数と議席数)に注目すると、現状の自公選挙協力で自民党に投票されていた650~700万票がそのまま死票になるとは考えられず、おそらく公明党の議席が増え自民党以外の議席が減る方向になると思われる。(もしかすると、公明党の議席増を抑え自民党の議席増に寄与させるというケースも、少しだけ考えておく必要があるかも知れない・・・)

 今回の検証の結論は、小選挙区制のみの制度は絶対に避けるべきということだ。そしてどうやら私の考える理想的な選挙制度は、小選挙区制と比例代表制の間で、どちらかというと比例代表制側にありそうだ。

 それが小選挙区制と比例代表制のハイブリッドなのか?、中選挙区制なのか?

 次回は、中選挙区制に戻した場合の検証かなぁ?


p.s.

 ちなみに、みんなの党案で最も得票率の高い政党が、もう少し多くの議席を得られるようなバイアスをかけられないかと検証してみたのが、前回エントリーの票の「*4」の部分だ。

 比例区の区割りを全国1ブロックから11ブロックに増やせば、第1党の議席率が増えるだろうと考えた。結果は議席率が増える方向に働いたのだが、思った程の議席率増にはならなかった。

 ブロック数をもっとドラスティックに増やした場合にどうなるか興味はあるが、今のところはここまでにして置きたい。




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