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沖縄県知事選の結果に思う~各社情勢・出口調査の分析~_サプリメンタル

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 前回のエントリー「沖縄県知事選の結果に思う~各社情勢・出口調査の分析~」で、使いきれなかったが面白いと感じていたデータについて補足しておきたい。

 今回は、選挙期間中に私(もしくはカウンターパート)がツイートした以下の戦略に関するものが多い。


2018/9/18(以下の琉球新報の情勢報道内容に対して)
沖縄知事選 玉城氏と佐喜真氏が接戦 世論調査、態度未定も多く」(琉球新報 2018年9月17日 06:00)
「玉城デニー氏は支援を受ける立憲民主党、共産党、社民党、自由党、国民民主党のほとんどを固めた。佐喜真淳氏は推薦を受ける自民党の8割弱、公明党の7割、日本維新の会の6割以上の支持を固めた(琉球新報)」
●K氏
(4)無党派層はもちろんだが、自公支持者の中の残り2・3割の良心層・佐喜真批判層・辺野古移転反対層を取りに行く
 (4-1)もともとの支持層はもう一応信頼する
 (4-2)どちらかと言えば「自公支持者でデニー氏に入れてもいいがまだ不安」て層の不安を払拭する
 (4-3)無党派への浸透は「相手のやり方がうまいと思ったらもうパクリでも何でもやったもん勝ちで泥臭く」というところに力を入れる
●私
(5)玉城デニー氏は若者の無党派層に6割~7割・高齢者の玉城氏支持者に4割~3割の注力度で訴求
(6)支援者は高齢者の玉城氏支持者への投票呼びかけで、全体の投票率をアップさせる
 (6-1)もともとの支持層も、何もしなければ投票に行かない人も3割はいる

 それではここから検証結果について書いていきたい。

 まず(4-1)と(6-1)に関して【グラフ1】~【グラフ3】に、投票日1週前の電話世論調査による投票意欲と実際の投票結果の比較を示す。(※グラフが見難い場合はクリックで拡大できます。)

【グラフ1】                            【グラフ2】                           【グラフ3】
投票意欲(投票1週前) 実際の投票結果 投票意欲と結果の比較

 投票日1週前には「多分行く」を除いても、90%の投票率が見込めるような調査結果となっている。しかしながら実際の結果は、63.24%の投票率に止まっている。(「多分行く」まで含めると98%の人が投票に行くと言っているにも関わらずだ・・・)

 (6-1)については。「投票に行かない人も3割はいる」はまあ正しかったが、「もともとの支持層も」の部分については検証できなかった。

 ただ、これは私の妄想になるが「自民党支持層と野党支持層のそれぞれ2割程度と無党派層の4割程度」くらいの割合で、投票に行かなかった人がいるのではないかと思っている。

 さて、ここまでに書いたことは私の中では実はそれほど重要では無く、本当はもっと気になっていることが有る。

 それはグラフ1の世論調査結果だ。もっと解り易く言うと、グラフ3の「投票意欲と結果の差異」がどうして生じるのかという事だ。

 これについても想像するしかないのだが、私は以下2つのうちのどちらかだと考えている。


 想像1:選挙期間中の世論調査では標本(回答者)が通常時とは異なり、政治(当該の選挙)に関心の高い人に偏っている。

 想像2:標本の抽出(偏り)は選挙期間中も通常時も変わらないが、回答者が「選挙に行く」と体裁を気にして(嘘をついて)いる。


 もし想像1が正解なら、世論調査結果から投票率がいくつになるかは全く予測出来ないが、この世論調査の回答はほぼそのままの比率で選挙結果に反映されると考えられる。「多分行く」と回答した人たちによる選挙結果のブレも無視して良いレベルでは無いだろうか?

 もし想像2が正解なら、「絶対に行く」と回答した人も、最低でも26%の人は実は投票に行かなかったことになる。だとすると、与党支持層/野党支持層/無党派層や様々な意見の人が、どのくらいの割合で投票に行かなかったかに因って、この世論調査の回答と選挙結果にブレが生じることになる。

 どちらの想像が正しいのか、それとも他に解があるのか私には判断する術がない。実際に世論調査を行っているマスメディアの方には何らかの知見があると思うので、ぜひそれを発信して頂けたらと思っている。


 さて肝心の、その他の(4)(4-2)(4-3)と(5)(6)の戦略のうち、どの項目が最も効を奏したのかについてだが、これもまた判断はつかない。おそらくどれもそれなりに正しく、それぞれが相乗効果を発揮したのではないだろうか?


 ところで、前回のエントリーで、「(2-2)基地問題では(18~40代の)沖縄県民は五分五分か少し自民党寄り」と書いたのだが、この転記元のツイートは私の認識に間違い(混同)があったと反省している。

 若者の「自民党支持の傾向と基地問題に対する考え方」を、私は混同していたと感じる。

 以下の【グラフ4】~【グラフ7】を見ると、若者を含め「基地問題」が沖縄県民にとって如何に重要で、「辺野古移設」に対して理不尽さを感じているかが良く解る。

【グラフ4】                            【グラフ5】                           【グラフ6】
争点(期日前最初の3日間=投票2週前) 争点(投票1週前) 争点(投票当日)

【グラフ7】
辺野古移設への賛否(投票日1週前)


 安倍首相は国会で「沖縄の皆さんの心に寄り添い」と発言した。自分の言葉の重さを噛みしめて欲しい。


p.s.

 沖縄の選挙管理委員会に、知事選の年齢別投票率のまとめと公開をお願いしてみました。もし公開されたら、前回のエントリーに比較結果を追記したいと考えています。


2018/12/9追記
 前回エントリー「沖縄県知事選の結果に思う〜各社情勢・出口調査の分析〜」に、年代別投票率の推測値と公表値の差異による影響について追記しました。宜しければ本エントリーを詠んだ後で一読ください。




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最終更新日2018-12-09
Posted byB4

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