51%の真実

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蓮舫氏の二重国籍騒動 

 蓮舫氏の「二重国籍騒動」も正しい情報がほぼ出揃い、問題の本質が明らかになってきたので感想を書いておきたい。

 事の発端は、8/29にアゴラに掲載された「
蓮舫にまさかの二重国籍疑惑」と題した記事である。この記事の内容に関して以下の部分は問題提起としては納得できる。

(1)「国籍問題は、年金問題などとは重大性が根本的に違うし、違法な状態があったことがあれば政治家としての資格はない。」
(2)「尖閣問題で日本は中国や台湾と向かいあっている。そのときに、自衛隊最高司令官がどっちの味方か分からないのでは困るのである。」
(3)「ここで問題にしているのは、違法な二重国籍だったら良くないということです。」

 私がアゴラがメディアとしての存在意義を自ら貶めていると思うのは、この記事の以下の部分である。

(4)「そもそも、生まれながらの日本人でなく、少なくとも18歳まで中華民国人謝蓮舫として育った人をなにも首相候補たる野党第一党の代表にするベキでないと考えるのが世界の常識だ。」
(5)「さらに、村田蓮舫という本名があるのに、頑として村田姓を使わないし、子供にも中国人らしい名前しか 付けなかった華人意識のかたまりである。」

 建前では「違法(意図的)な二重国籍かどうかが問題」と言いながら、本音は「中華系の血を引く人物が日本の政治を担うこと」が許せないのである。

 この騒動を炎上させてしまったのは、
9/2の産経新聞のインタビュアー記事での「二重国籍ではないか」という質問のしつこさに対して、その裏にある意図や事の重大さを察知できなかった蓮舫氏の感度にあるとは思うが、それを責めるのは少しかわいそうな気がする。

 ただその為に、代表選告示後のテレビ出演で「二重国籍ではないか」という質問に対して、曖昧で要領を得ない回答となり後から矛盾点を突かれたりして、国民に不必要な不信感を招いてしまったことは非常に残念だ。

 そしてこれは蓮舫氏一人の問題ではなく、この問題を初期段階で丸く収める手立てを打てなかったことで、民進党のお子ちゃま体質が変わっていないことをさらけ出してしまった様に思う。

 前原氏や玉木氏も蓮舫氏の勢いを止める一助くらいの受け止め方だったし、原口氏のツイート「自分のルーツを確かめた。全て日本人だ」はアゴラと同罪で論外、岡田氏の8日定例会見での発言「今、彼女が日本国籍を得ているのは間違いない。父が台湾出身だからおかしいという発想があるとすれば、極めて不健全だ」と「蓮舫氏は多様性の象徴」は妥当だが、台湾籍放棄の確認が取れず説明が不十分との指摘に対し、この時点でも「蓮舫さんが説明すること」というスタンスは甘いと言わざるを得ない。

 さて本質的問題の「違法(意図的)な二重国籍かどうか」であるが、「
国籍放棄問題の渦中にある蓮舫氏、単独インタビュー」を読む限り意図的とは思われない。蓮舫氏は少なくとも1985年以降は日本国籍になったとの認識で行動しており、そもそも帰化や日本国籍取得の法的な位置づけや意味の違い、二重国籍という状態が持つ意味には無頓着であったと思われる。現在、台湾籍がどうなっているのか確認をしてもらっていると同時に、国籍の放棄の申請をしていると言っており、いくら蓮舫氏が政治家とはいえ、この問題をネチネチ攻め続けるのはあまりにも大人げないと感じる。

 今回の騒動により国籍に関する法律と二重国籍の問題点について考える機会が持てたことを収穫として、そろそろ右も左も他のことに目を向けても良い時期に来たのではないだろうか。

 p.s.
 それにしても、先週末まではテレビで取り上げられる時間も多く、民進党代表選が盛り上がり多少は国民の負の感情を払拭するきっかけにできるかもしれないと期待したが、その後は尻すぼみでほとんど取り上げられることも無くなった。
 二重国籍騒動も影を落とし、なかなか簡単には思い通りにはいかないなぁと、改めて世の理に思いを馳せている今日この頃であった。


追記 2016/9/24
蓮舫氏、二重国籍を解消=台湾籍離脱が完了」(時事通信)
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 民進党の蓮舫代表は23日の記者会見で、父親の出身地である台湾(中華民国)籍の離脱手続きが完了したことを明らかにした。離脱は13日付。これにより、日本国籍との「二重国籍」状態は解消された。<後略>
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