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51%の真実

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伝家の宝刀 ~解散総選挙について~

Category - 選挙
 安倍首相が「今年の12月か来年の1月に解散総選挙を行うのではないか」という話が、ちらほらと話題に上がるようになって来た。

 最近の時事ニュースを眺めていると、安倍首相が12月~1月のどこかで解散総選挙を行う可能性はかなり高いと、私も思っている。そう思うのは、主に以下の様な理由からだ。

(1) 9月の世論調査で、内閣支持率が60%前後、自民党支持率が40%前後と好調である (事実)
(2) 来年はさすがにアベノミクス失敗を誤魔化しきれず、徐々に支持率は低下していくだろう (予測)
(3) 蓮舫民進党の支持率は思ったより上がらず、衆院補選後は内部紛争でゴタゴタするだろう (予測)
(4) 民進党の内紛のため、野党共闘による衆院一人区小選挙区の一本化も進まないだろう (予測)
(5) 公明党の党大会で、山口代表と井上幹事長が「衆院選に常在戦場の構えで対応」と言っている (事実)
(6) 12月15日のプーチン大統領訪日で、何かしらの成果を打ち上げ,、国民にアピールするだろう (予測) 
(7) 安倍首相は、ぜひとも自分の内閣で憲法改正発議し、最低でも国民投票までは実現したいだろう (想像)
(8) 生前退位の特措法検討のため、憲法改正の議論は予定より時間がかかるだろう (予測)
(9) 安倍首相は憲法や国民よりも、自分の都合を最優先させるだろう (想像)


 しかし、本当に近いうちに衆院解散が実施されると仮定して、それは大義名分がなく絶対に許されない行為だと思う。

 衆議院の解散権(注1)は事実上、内閣の首長である内閣総理大臣の専権事項となり「伝家の宝刀」と呼ばれている。しかし、国民に信を問う為に刀を抜くからには、国民が納得するそれ相応の理由が無ければならない。

 私は憲法第69条を根拠に、内閣は不信任に対抗する手段として衆議院解散(対抗的解散)が可能であることに異論はない。しかしそれ以外の理由での解散(裁量的解散)は、国民がそれを望んでいるか否かが一番に考慮されるべきだと考えている。

 12月~1月頃に、安倍内閣が不信任可決されることは考えられず、国民に信を問うべき課題もあるとは思えない。有るのは安倍首相の野望達成のための、勝手な都合だけなのだ。

 もし12月~1月の衆院解散が現実味を帯びてきたら、マスコミや国民は大いに怒り、それを阻止すべく行動しなければならないと思う。


(注1)
日本国憲法において、直接的に衆議院解散について規定した条文は第7条と第69条になる。第7条は、天皇の国事行為について規定するもので、第69条は衆議院における内閣不信任が確定した後の衆議院の処遇について規定する。

第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。

第六十九条 内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。



追記 2016/10/11
解散総選挙に関する話題を、以下のエントリーにも書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
その解散総選挙に大義はあるのか?
【時事ニュース】 現行区割りの下での解散は許されるのか?
新潟県知事選と衆院補選の情勢(+解散&野党共闘)

追記 2016/10/13
【訂正有り】11月解散もあり得るか?

追記 2016/10/15
新潟県知事選挙に関する最新の続報を、以下のエントリーにも書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
新潟県知事選の最新状況

追記 2016/10/17
新潟県知事選挙の米山氏勝利の結果を受けて、以下のエントリーに今後の予測を書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
新潟県知事選の結果から先を読む ~原発再稼働&解散総選挙~

追記 2016/10/18
以下のエントリーに衆院2補選の予測を書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
衆院2補選の情勢(東京10区、福岡6区)と解散総選挙

追記 2016/10/24
衆院2補選の結果を受けて、以下のエントリーに民進党への要望を書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
衆院2補選の結果と民進党に望むこと

追記 2016/10/25
解散総選挙について以下のエントリーにも書いていますので、よろしければ覗いてみて下さい。
衆院補選結果から読む解散総選挙の確率



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