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51%の真実

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自民が通れば道理は引っ込むか?

Category - 政治
 このところ、色々なニュースで自民党が色々な分野で人事に介入しているなと感じることが多い。そこで、ネットで「自民党 人事介入」で検索してみると、どうやら2000年代の中ごろから、自民党は自分たちが都合よく物事を進められるように、地道にそして実に巧みに重要なポストの人事に介入してきていたようだ。

 NHKへの人事介入を例にとると、以下の様な感じだ。

(1)2006年4月14日
NHK人事 自民議員が介入 市民団体が抗議」(しんぶん赤旗)
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  参院総務委員会で自民党の山本順三参院議員が、NHK裁判に出廷したNHK職員の証言を取り上げ、人事上の扱いを求めたことに対し、市民・ジャーナリスト団体は十三日、山本議員とNHKに抗議・申し入れをしました。
 抗議したのは、日本ジャーナリスト会議(JCJ)、メディアの危機を訴える市民ネットワーク(メキキネット)、放送を語る会、NHK受信料支払い停止運動の会など六団体。<後略>
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 この頃は、まだ組織だって人事介入を実施していた感じではない。そして、市民団体やジャーナリストも「政治家の権力暴走」に敏感に反応して、抗議行動を取っていることがわかる。

(2)2013年11月12日
NHK経営委 これも首相の応援団か」(北海道新聞)
※既に元記事はリンク切れの為、阿修羅のURLをリンクしています。
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 NHKの最高意思決定機関である経営委員会の委員に、安倍晋三首相に極めて近い人物を充てる国会同意人事案が先週、衆参両院の本会議で可決された。
 今回新たに選ばれた4人の委員は、首相のかつての家庭教師や、自民党総裁選で安倍氏を支持した元大学教授、作家など、いわば首相と交友関係にある人たちだ。保守派の論客と言われる人もいる。<中略>
 世論形成に大きな影響力を持つNHKの会長ら執行部を監督する経営委員の人事に、任命権者とはいえ、首相の人脈が当然のごとく及ぶことに、強い危惧を抱く。<後略>
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 第2次安倍内閣になるまでに、どんどん自民党の人事介入は露骨になっていき、自民党はついにNHK会長や日銀総裁のポストもごり押ししてしまうようになってしまった。そして、それに表だって異論を唱えるマスメディアはいなくなってしまった・・・。

(3)2013年末頃
籾井勝人「新会長」で進む『安倍さまのNHK』。最初の記者会見では「不偏不党」を強調して釘を刺す。
NHK経営委員に“お友達”ズラリ 安倍政権の露骨すぎる言論介入

 薄々感じてはいたが、第2次安倍内閣がこれほど安定した政権運営を行えた裏には、菅官房長官の暗躍があったようだ。

(4)2014年頃
菅義偉の調整力—第2次安倍政権・内閣官房長官の役割」(nippon.com)
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<前略>2014年7月末現在まで、政権の発足以降内閣支持率は40%を下らない。前回の第1次安倍内閣が1年で劇的に支持率を下降させて崩壊したのとは全く異なる。その理由としては、内閣の人的結束が強いこと、政策的にも大きな破綻がなく、おおむね整合性が取れていることなどに求められる。そして、これを一身に体現しているのが、菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官である。
人事介入が菅の持ち味
 その間の菅の特長は人事への関心である。麻生内閣下(2008~09年)の国家公務員制度改革のさなか、人事院の実質的廃止構想は、谷公士(たに・まさひと)人事院総裁(当時)の公然たる反対を招いた。改革が進まず膠着する状況で、公務員制度改革担当大臣を援護射撃するため、菅義偉は「こんな総裁には辞めてもらわなければならない」と講演で叫んだという。公務員制度改革への関心と、組織の長の馘首(かくしゅ)への強い賛同こそ、その後の菅の下地となった。<中略>
 第2次安倍内閣で内閣官房長官に就任した後の菅は、まず人事に着手した。日銀総裁の白川方明(しらかわ・まさあき)を退任させて、財務省では国際金融畑であり、アジア開発銀行総裁であった黒田東彦(くろだ・はるひこ)を抜擢した。また民主党政権下で郵政公社社長に就任した斉藤次郎が同じ大蔵省出身の坂篤郎(さか・あつお)を後任社長に据えると、これに猛反対して坂を更迭した。さらに、内閣法制局長官について、法制次長が昇格する従来の慣行を排して、当時駐仏大使だった故・小松一郎を据えて、集団的自衛権の憲法解釈変更へのレールを敷いたのである。<後略>
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 2016年現在では、原発や辺野古に関わる裁判官から宮内庁長官まで、ありとあらゆる分野で自民党に都合の悪い考え方を持つ人を排除し、都合よく操れそうな人物を後任人事に充てるような、あからさまな人事介入がまかり通る様になってしまった。

 こんままでは本当にタイトルの様に、「自民が通れば道理が引っ込む」ということわざが出来てしまうんじゃないかと、本気で憂慮している今日この頃であった・・・


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自民党 第2次安倍内閣 菅官房長官 人事介入 NHK会長 日銀総裁

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